強迫性障害_メンタルヘルスの豆知識

強迫性障害について

強迫性障害は、例えば戸締りや火の始末をしたのにもかかわらず、忘れたのではないかと何度も確認し、その気持ちを抑えようとすると強い不安が生じる障害です。

いったん発病すると慢性化しやすい障害ではあるが、かつて考えられていたほどまれなものでも、難治なものでもないと考えられるようになってきました。

強迫性障害は、強迫観念と脅迫行為からなっています。

強迫観念は、意識の中心にいすわっています。

そして、多くは恐怖の成分があります。

不潔恐怖が最も多いと言われています。

手洗いをいくら洗っても、絶対にばい菌が残っていない保証がないので、いつまでも手洗いをすることになります。

手洗い恐怖の人は、もっぱら手の汚れだけが問題であり、ガス漏れ恐怖の人は、手洗いには関心がありません。

強迫性障害の症状の多くは精神力動的精神療法や精神分析によっては治療が困難であり、薬物療法（SSRIが有効）及び行動療法的治療が一般的となってきています。