職場不適応には三つのタイプがあります。
一つは仕事の内容がわからない。
仕事量が多く、仕事がこなせない。
上司や同僚との人間関係が上手くいかないなどの不適応です。
もう一つは仕事にのめりこみ過ぎて過剰適応している不適応です。
これは熱心に仕事をするので周囲も安心しています。
しかし、本人は疲労や体調の変化に気づかず、喜怒哀楽の感情さえ感じられなくなっています。
三つめは病気が背景にある場合です。
管理監督者は部下の「変化」を見逃さずにキャッチし、適切な対応が求められます。
これまであまり年休をとらない人なのに、最近年休の取得が多くなる。
遅刻が目立つようになる。また早退が多くなる。
職場を変えて欲しいと相談にくるが、理由がよくわからない。
突然、退職願や降職願を提出してくる。
職務上の義務が怠りがちになり、責任感が乏しくなる。
不平不満が多くなり、上司に反抗的な態度をとる。
同僚と話し合うのを嫌がり、つきあいを避けている。
怪我が多くなる。
身体の具合が悪いと休みが多くなる。
些細なことにこだわり、くり返しの愚痴が多くなる。
表情が乏しくなり、口数が減り、生き生きしなくなる。
自身喪失しているようで、取り越し苦労をしているよう。
自分の能力がないと悩んでいる。
一人で考え込み、独り言をいっている。
服装や身だしなみがだらしなくなり、身の回りをかまわなくなる。
自分の噂をしているとか人が悪口を言っていると些細なことを気にする。
普段はおとなしい人なのに、イライラしているようだ。
酒を飲むと性格ががらりと変わり、人から嫌われるようになる。
よく眠れない。床離れが悪い。
疲れやすく、食欲もない。
身体の調子がなんとなく悪い。
現実感がなくなり、ベールに包まれたような違和感がある。
気力、集中力、根気がない。イライラする。
何をしても楽しくない。テレビも見ていて興味がでない。
考えがまとまらない。判断がてきぱきできなくなる。
些細なことに優柔不断になり、仕事が溜まってしまう。
電車に乗ると心臓が苦しくなり、電車に乗れない。
いつも緊張して、手が震える。
他人が自分を監視しているようだ、或いは、追いかけられているように感じる。
酒を飲んでも気分が晴れない。悪酔いする。
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