躁うつ病(双極性障害)は、一般人口での出現頻度は0.5%前後とされ、うつ病のみの気分障害(単極型うつ病)と比較して遺伝の関与が大きいといわれています。
軽い躁状態であれば、職場では仕事熱心で精力的な人という評価で病気と思われずに経過している場合もあります。
しかしこのような場合でも集中力の低下から職務遂行能力は低下していることが多く治療を勧めることが必要です。
双極性障害は、双極Ⅰ型と双極Ⅱ型とがあります。
双極Ⅰ型は、躁とうつがほぼ同じ配分で交互に訪れます。
双極Ⅱ型は、うつが優位となります。
いつまでも改善しないうつが持続します。
そしてときおり軽い躁状態が出現するのです。
双極Ⅱ型は、自殺や依存症、パニックや摂食障害などが伴いやすいと言われています。
躁状態と疑われる症状は下記のものです。
1・生き生きした表情
2・無遠慮、尊大、横柄な態度
3・多弁で会話は脱線しやすい
4・活動性が亢進し、抑制に欠け、多動である
5・思考内容は誇大的(誇大妄想)
6・不眼、放歌、性的逸脱行為を示すこともある
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