じん肺について
文責 社会保険労務士 松井 宝史 最終更新日:2024.09.24
じん肺について
小さな土ぼこりや金属の粒などの無機物または鉱物性の粉じん(石綿も粉じんに該当します)の発生する職場において、労働者が長年に渡り仕事をしていると、その粉じんを長期間にわたって大量に吸い込むことがあります。
この結果、吸い込んだ粉じんに対して、肺が反応し、変化を起こして病気になることがあります。
この病気をじん肺といいます。
事業者(会社)は、労働者が粉じんを吸い込まないようにするために、労働安全衛生法、粉じん障害防止規則及び石綿障害防止規則で、作業所に局所排気装置を設置し、また、呼吸用保護具(防じんマスク)を労働者に使用させること等を義務付けています。
あなたの職場では、上記のことが守られていますか?
じん肺の合併症
じん肺が進行すると、さまざまな疾病を合併して発症することがあります。
じん肺法施行規則では、じん肺と特に関係が深い合併症として、肺結核、結核性胸膜炎、続発性気管支炎、続発性気管支拡張症、続発性気胸および原発性肺がんの6つが認められています。
石綿肺における中皮腫も業務上疾病として認められています。
じん肺職場で働いていて、肺がんにかかった方は、労災保険申請を検討してください。
まずはご相談から始めてみましょう。
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