石綿(アスベスト)による良性石綿胸水の労災申請
文責 社会保険労務士 松井 宝史 最終更新日:2021.08.08
良性石綿胸水の診断基準としては、①石綿ばく露がある、②胸部レントゲン写真あるいは胸水穿刺で胸水の存在が確認されること、③石綿ばく露以外に胸水の原因がない、④胸水確認後3年以内に悪性腫瘍を認めない、以上4つの項目を満たす場合です。
良性石綿胸水:認定要件
胸水は、石綿以外にもさまざまな原因(結核性胸膜炎、リウマチ性胸膜炎など)で発症するため、良性石綿胸水の診断は、石綿以外の胸水の原因を全て除外することにより行われます。
そのため、診断が非常に困難であることから、労働基準監督署長が厚生労働本省と協議した上で、業務上の疾病として認定するか否かの判断をします。
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