病気休業開始及び休業中のケア
病気休業の開始においては、主治医によって作成された診断書を労働者より管理監督者に提出してもらいます。
診断書には病気休業を必要とする旨の他、職場復帰の準備を計画的に行えるよう、必要な療養期間の見込みについて明記してもらうことが望まれます。
どのような病名で提出されるかも重要です。
診断書に書かれている診断名が「うつ状態」の場合は、必ずしも「うつ病」とは限りません。
精神科や心療内科の診断名は、病名よりは「うつ状態」のような状態名で書かれることが多いことを覚えておきましょう。
適応障害やうつ病で休職する場合、業務の「引き継ぎ」は、原則しません。
適応障害やうつ病で会社を休む人は、意欲も行動力も減退しているので、どうしても必要な部分のみ、最小限にとどめるべきです。
会社を退職する人との「引き継ぎ」とは、別物と考えましょう。
休職する人の仕事の分担も、職場の上司がとりまとめることになります。
上司がたくさんの部分をおこなうことになり、部下には少なめにすることが肝要です。
必要な場合は、他部署からの応援を仰いだり、派遣社員をお願いしましょう。
休職に入ったら、本人との連絡は、原則しません。
どうしても必要な時は、郵送で行います。
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