期外収縮(虚血性心疾患等)
文責 社会保険労務士 松井 宝史 2023.03.29
過重労働による期外収縮
期外収縮
心臓は、洞結節が発する電気信号によって規則正しく収縮と拡張を繰り返しています。
ところが、洞結節以外の場所からも電気信号が出て、心拍のリズムを狂わせてしまうことがあります。
これを期外収縮といいます。
不整脈の中では期外収縮が一番多く発生します。
睡眠不足や過労、ストレスなどが原因で起こることもあります。
上室期外収縮
上室期外収縮は、心房または房室接合部で発生する期外収縮をいいます。
上室期外収縮の原因は、ストレスや睡眠不足などによる自律神経のバランスの乱れによるものが多くなっています。
心配のないケースがほとんどですが、まれに心房粗動や心房細動を起こすことがあり、その場合は、基礎疾患を調べることが重要です。
上室期外収縮は、僧帽弁狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症や肺の病気がある人に見られる場合があります。
心室期外収縮
心室期外収縮は、心室で発生した期外収縮で、これも心配がないケースがほとんどです。
ただし、心室期外収縮の一部は、心筋梗塞や心筋症が原因で起きている場合があります。
その場合は、心室細動や心室頻拍という危険な不整脈に移行する可能性があります。
期外収縮があるといわれたら
健康診断やかかりつけ医の診察などで、期外収縮があるといわれたら、原因の基礎疾患がないかどうか、期外収縮から危険な不整脈に移行する可能性がないか、一度専門の病院で調べてもらうことをおすすめします。
過重労働による不整脈の労災保険申請はお任せください。
電話:0533-83-6612 (初回相談無料です)
担当:社会保険労務士 宮本 麻由美