くも膜下出血(脳心疾患)
文責 社会保険労務士 松井 宝史 2023.04.10
くも膜下出血
脳はくも膜という薄い膜で覆われており、脳とくも膜の間には脳せき髄液が常に循環しています。
くも膜下出血は、脳とくも膜との間(くも膜下腔)の起きた出血のことをいいます。
くも膜下腔には、脳に酸素と栄養を与えるために太い動脈が張り巡らされています。
この動脈から出血があると、一気にくも膜下腔に広がり、急激に頭蓋内亢進が起こります。
これが呼吸停止や循環停止を起こし、急死につながります。
くも膜下出血の現状
くも膜下出血は、はじめて出血を起こした人の3分の1は死亡し、3分の1は重度の後遺症を残し、残りの3分の1は回復して社会復帰できるといわれています。
くも膜下出血は、高齢者だけでなく、20代や30代の若い人にも起きます。
そしてもっとも多いのは、50代60台となっています。
くも膜下出血の多くは、脳動脈にできた動脈瘤の破裂です。
動脈瘤以外の危険因子は、喫煙、高血圧、飲酒などです。
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担当:社会保険労務士 宮本 麻由美