傷病手当金はがんでもらえるか?
文責 社会保険労務士 松井 宝史 2022.02.28
肺がんで傷病手当金はもらえるか?
職場の健康診断で肺がんの疑いがあるということで総合病院で精密検査をしてもらったら肺がんが発見されました。
まだ初期のがんと言われましたが、悩んだ末手術をすることにしました。
5月28日に肺がんの手術をしました。
6月10日に無事退院して、経過観察のため8月31日ごろまでは就労不可という診断書を医師からもらいました。
この後、抗がん剤の治療をする予定と伝えられています。
会社に復帰できるか心配ですが、まずは生活のために傷病手当金を申請したいと思います。
傷病手当金の申請は、いつからすればいいでしょうか?
またもらえるものなのでしょうか?
回答:傷病手当金は、休んでいる間の生活費の補てんなので、毎月1回申請をしていきます。
できれば、会社の給与の締め切り単位で申請をし、締め切り日が過ぎたら医師の証明をもらって申請をしていくことになります。
今後は、抗がん剤の治療や放射線治療で、断続的にお休みを取られると思います。
その時も、会社の給与の締め切り単位で申請をしていきます。
尚、令和4年1月1日から健康保険の傷病手当金の支給期間が通算化されました。
同一の病気やケガに関する傷病手当金の支給期間が、支給開始から通算して1年6か月に達する日までになりました。
支給期間中に途中で会社に復帰して勤務するなど、傷病手当金が支給されない期間がある場合には、支給開始日から通算して1年6か月を超えても、繰り越して支給可能となりました。
がん患者の方がお休みを取られる場合には朗報です。
今後は、抗がん剤治療になるかと思いますが、抗がん剤を投与されるとしばらく会社を休むことになります。
その時は、しばらく会社を休んで、その後会社に復帰になると思いますが、断続的に休む場合も傷病手当金の申請は可能です。
詳しいことは、傷病手当金小冊子をご覧ください。
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