まずはインターネットで派遣会社を検索してみてください。
たくさんあるのに驚かれることでしょう。
一体どの派遣会社に登録をしたらいいのか迷ってしまいますね。
まずインターネットで各社の派遣求人を見て、あなたがやりたい仕事の求人が比較的多いところに登録してみて下さい。
登録料を払う必要はないので、中小、大手と、複数の会社に登録しておきましょう。
派遣会社を決めたら、次は派遣会社への登録です。
登録されて初めてその派遣会社の派遣スタッフとなり、仕事を紹介してもらえることになります。
就職と同様に面接などがありますが、これはあなたにとっても派遣会社をチェックすることができる絶好の機会です。
以下のような点を確認しておきましょう。
1・厚生労働省の認可を得た派遣会社ですか。(許可番号がパンフレット等に記載されていますか。)
2・丁寧な対応で、会社の概要や派遣のシステムについてしっかりと説明をしてくれましたか。
3・希望する条件など、あなたの話をきちんと聞いてくれましたか。
派遣会社の登録が済みましたら、自分用のサイトから希望に適した仕事を見つけて応募することもできますし、派遣会社の方から電話やメールで仕事の案内が来ることもあります。
仕事の案内がきたときには、次の3つのポイントを確認しましょう。
1・派遣先企業の事業内容
2・派遣の仕事の内容
3・契約期間、契約時間、時間給、勤務時間、休憩、休日
派遣先が決まったら、実際に就業する際には派遣先企業の指示に従うことになります。
ただし、休みをとるときは、派遣先だけでなく、派遣元会社にも連絡をしましょう。
初日から遅刻をすることのないよう、事前に会社までの通勤経路を確認しておきましょう。
派遣社員の一番の味方は、派遣会社の営業やコーディネーターの方です。
営業の方は、企業へ出向いて派遣の仕事を受注するのが仕事です。
そのため派遣先企業について様々な情報を持っており、派遣社員が派遣先企業へ顔合わせをする際には同席し、フォローしてくれます。
コーディネーターの方は、新しく派遣会社に登録した人の面談やカウンセリング、仕事の紹介などをするのが仕事です。
派遣先での仕事が決まり、就業を開始した派遣社員のフォローは、営業の方もコーディネーターの方も行ってくれます。
派遣前に聞いていた条件と実際の条件が異なる場合や、事前に聞いていた業務の範囲を超えた業務をやらされている場合などは、営業の方に相談しましょう。
営業の方が派遣会社との間に入って、確認、交渉をしてくれます。
また、働いてくうちに自分自身のライフステージが変わったり、会社の状況が変化して、「困ったな」「相談したいな」と思うことがあると思います。
そのような場合も営業の方に相談してみてください。
あなたの状況に合ったアドバイスをしていただけることと思います。
営業の担当者が自分と合わないから変えてほしい、と思うことがあるかもしれません。
しかし、性格が合わないからとか、苦手だからといった主観的な理由では担当者を変えてもらうことはできません。
例えば、こちらから連絡をしてもいつも返信がない、書類の送付を依頼したがいつまでたっても対応してもらえない、などの客観的な理由がある場合は、派遣会社のコーディネーターに相談してみてください。
それでも対応してもらえない場合は、派遣会社そのものを変更することも検討しましょう。
派遣会社に登録し仕事を紹介してもらうためには、ビジネスマナーやコミュニケーション能力が大変重要になってきます。
正しい敬語が使えること、ビジネスメールや電話応対の仕方が身についていること、TOPに合わせた服装をしていることなどの、社会人としてのマナーが重視されます。
そして、その中でも最も大切なのは、挨拶がきちんとできることです。
人と人とのコミュニケーションの基本である挨拶ができない人は、職場での人間関係がうまく構築できません。
そのため派遣会社の営業やコーディネーターも、挨拶ができない人にはまともな仕事を紹介することができません。
コミュニケーション能力の低い人を紹介してしまうと人間関係のトラブルとなり、派遣先企業からクレームが来るからです。
挨拶が苦手な人は、挨拶の練習をしましょう。
「おはようございます。」と挨拶をしたとき、ハキハキと「おはようございます。」と挨拶が返ってくるととても気持ちが良いです。
挨拶をされて嫌な気持ちになる人はいません。
自信をもって「おはようございます。」と挨拶をしてください。
無視されたらどうしよう、と不安に思うかもしれませんし、挨拶を無視する人は残念ながら一定数います。
しかし挨拶が返ってこなくても気にする必要はありません。
たまたま相手が聞き取れなかった、仕事のことで頭がいっぱいだった、などの事情があるかもしれません。
挨拶も仕事のうち、と割り切って挨拶をしましょう。
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派遣先での仕事の開始
仕事が決まりましたら、派遣社員として派遣先に出社する日がやってきます。
勤務の初日は営業担当者が同行してくれる派遣会社も多くなっており、心強いですね。
会社のエントランスや最寄り駅で待ち合わせ、一緒に派遣先企業へ向かいます。
これから気持ちよく仕事をしていくうえで、初日の第一印象は大変重要です。初日の服装は、派遣先企業から特に指定がない場合はスーツが無難です。
スーツでない場合は清潔感のある服装を用意し、ジャケットを着用するのが望ましいでしょう。
また、倉庫や工場での作業など体を動かす仕事の場合は、動きやすい服装が適しています。
迷ったら派遣会社の営業の担当者に聞いてみてください。
派遣先会社に到着したら、まずは職場で一緒に働くメンバーや指揮命令者に紹介されます。
指揮命令者は派遣社員に仕事の指示をする人で、就業条件明示書にも名前の記載があります。
原則的にはこの指揮命令者が直接仕事の指示をしますが、職場によっては形式的に部署の長などが指揮命令者となっていて、具体的な仕事内容は○○さんに聞いて下さいと言われ、他の人の指示に従うことになるケースもあります。
筆記用具とメモを持参し、担当者の名前や仕事の内容などを忘れないうちに書き留めていきましょう。
派遣という働き方が向いていない人
派遣という働き方が向いていない人もいます。
派遣社員の最大の特徴が、「契約期間に限りがあること」です。
そのため、安定した収入を得たい人、環境の変化が苦手だという人には向いていません。
一つの仕事が終わった後で次の派遣先が決まるまでの間にブランクができてしまうことがありますし、派遣先が変わる都度、新しい職場に慣れていかなければなりません。
派遣社員は仕事の責任も負わなくていいし、いつでも休みたいときに休めていい、と思っている人は要注意です。
派遣社員だからといって自分に割り振られた仕事に責任を持たなくていいわけではありません。
決められた期限をきちんと守り、自分の仕事はきっちりとこなしましょう。
また、派遣社員だからといって急に休みを取るというような無責任な行動は、周りの人たちに迷惑がかかります。
自分の行動に責任を持ってきちんと仕事をしていかないと、契約が更新されないどころか、派遣元企業からも次の派遣先を紹介してもらいにくくなってしまいます。
正社員、他の派遣社員とのつき合い方
派遣社員として仕事をしていくうえで、正社員や他の派遣社員にどう接するのがいいのでしょうか。
残念ながら正社員の中には、派遣社員を見下していたり、派遣社員には何をさせてもいい(雑用や掃除など)と思い込んでいる人もいます。
何かトラブルがありましたら、派遣会社の営業の方に相談しましょう。
トラブルが大きくなるのを防ぐためにも、自己解決しようとするのはお勧めできません。
また派遣社員同士でもトラブルは起こり得ます。
同じ派遣社員という立場であっても、同じ派遣会社から派遣されてきているとは限りません。
派遣会社が違えば、時給も変わってきます。
親しくなっても、時給の話をするのはやめておきましょう。
また、新しく派遣された職場で、既に派遣社員同士のグループが出来上がっていて入っていきづらいというケースもあります。
そのようなときにも先ほどお話しした「挨拶」が大切になってきます。
明るくハキハキと挨拶をしていれば、あなたに良い印象を抱く人が増えていき、自然と職場に溶け込むことができます。
挨拶の他にも、相手が年下であってもきちんと敬語を使う、報連相(報告・連絡・相談)を怠らない、お礼や感謝の気持ちを伝える、といったマナーを守り、謙虚な気持ちで仕事に取り組んでいきましょう。
正社員として誘われたら
派遣先企業から正社員にならないかという誘いがあったら、どんな場合であっても必ず派遣会社に相談してください。
実際に仕事をしているのは派遣先企業ではありますが、身分としては派遣会社の社員だからです。
正社員になるかどうか迷った場合は、条件を書き出してじっくりと比べてみてください。
派遣社員として働いている今よりも、正社員になったことで収入が下がることもあります。
正社員へのお誘いを断った場合に、派遣先での居心地が悪くなってしまうこともありますが、その場合でもきちんと契約期間内は責任をもって勤めあげてください。
契約と違う仕事をさせられるとき
契約内容と違う仕事をさせられるというトラブルは少なくありません。
派遣社員は契約で定められていない仕事をしたり、契約書と異なる時間、場所で働く義務はありませんから、断る権利があります。
しかし、敢えて断らないで引き受けた方が派遣スタッフにとって得になるケースもあります。
契約と全く違う仕事の時は
総務の仕事で派遣されたのに経理の仕事をするように言われたとか、事務職なのに営業の仕事をさせられるなど、明示書の内容とはあきらかに違う仕事をさせられた場合です。
派遣法上、派遣先は就業条件明示書に書かれた業務以外の仕事を命じることはできませんので、派遣社員はそういう仕事を断る権利があります。
契約と違う仕事を断る時は、派遣先企業にいうのではなく、派遣会社の営業担当者を通して派遣会社に申し入れます。
その後は本来の契約内容の仕事に戻れる場合もありますが、もし派遣先がその仕事を任せる人員を欲していない場合などは、今回の契約は白紙に戻ることになります。
契約した仕事の関連業務の時は
契約を結ぶとき、就業条件明示書に「その他付随する業務」という記載があることがあります。
付随する業務の範囲はとても曖昧で、人によって捉え方が異なります。
就業条件明示書は派遣先の企業ではなく派遣会社が作成するものなので、営業の担当者に「この付随する業務とは具体的にどのような業務を指すのですか」と確認しましょう。
実際に仕事をし始めて派遣先から指示された「付随する業務」の内容がどうしても自分には受け入れられないものであったり、量が多すぎてメインの業務に支障が出る等の場合は、派遣会社の営業担当者に相談しましょう。
コピー取りやお茶汲みなどの雑務の時は
書類のコピー取りやお茶汲み、電話対応、掃除、ゴミ捨てなど、事務所系の仕事ではこうした雑務を期待されることがあります。
これに関しては、派遣先企業との顔合わせの際に確認しておきましょう。
自分の仕事に雑務が含まれるのかどうか、含まれる雑務には具体的にどのようなものがあるのかです。
その場で聞いて、自分で納得できる内容であれば契約をしてください。
例えばトイレ掃除やゴミ捨てなど、絶対にやりたくないという仕事がある場合は、顔合わせの場で伝え、就業条件明示書に記載してもらいましょう。
雑務は自分の仕事ではない、と思うこともあるかと思いますが、本来の業務に支障が出ない限りは引き受けるということも考えてみてください。
「あれはしません」「これもやりません」ばかりでは仕事が円滑に進まなかったり、周囲との人間関係がうまくいかなくなったりします。
本来の業務に支障が出るほど量が多いような場合は、派遣会社の営業担当者に相談しましょう。
紹介予定派遣
紹介予定派遣とは、社員の採用を考える企業に、就職の意思のある人を最大6ヶ月間派遣し、派遣期間の後、会社と派遣社員がともに就職に合意すれば、正社員として直接雇用されるという制度です。
通常の派遣とは異なり、事前面接も可能で採用後のミスマッチが減るために、企業にも派遣社員にも大人気の制度です。
ただし、紹介予定派遣で派遣社員になったからといって、すべての人が正社員になれるわけではありません。
直接雇用にこぎつけた場合であっても、正社員ではなく契約社員やアルバイトという雇用形態のことも少なくありません。
派遣社員として働き始めて数か月経った頃に選考面接が設けられるところがほとんどです。
それまでの数か月間の仕事ぶりを評価されているということを肝に銘じ、日々自分の仕事に真面目に打ち込みましょう。
契約が終了したら
契約終了日が近づいてきますと、3か月以上の契約であれば1か月前までには派遣会社から連絡があり、契約を更新するかどうか聞かれたり、更新なしの契約の場合は終了を確認されます。
契約が終了することが分かったら、業務の引継ぎ資料を作成します。
ここできちんと引継ぎをしておかないと、契約終了後にも派遣先から電話がかかってくる、なんていうことになってしまいます。
あなた自身が今回の契約期間で成し遂げた成果やスキルアップの確認にもなりますから、引継ぎ資料を作成しつつ振り返ってみましょう。
最終日には全ての私物を持ち帰り、派遣先からの貸与品を返却します。
挨拶回りは義務ではありませんが、お世話になったと感じる人に退職の挨拶ができると気持ちよく次の職場に行けると思います。
同じ派遣会社で次の派遣先を紹介してもらうという場合は、契約が終了してから仕事を探し始めることになります。
今回の派遣先での仕事ぶりを営業担当者も見てくれていますから、初回の紹介よりも話が進むのが早いと思います。
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