派遣の種類_派遣ナビ

派遣の種類

一言で派遣と言いましても、具体的に色々な種類の派遣があります。

あなたにとってどの派遣スタイルが合っているのか考えてみましょう。

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一般派遣(登録型派遣)

有期雇用派遣労働者(法第30条第1項)

派遣会社と派遣期間を設けて雇用契約を締結している派遣社員が就業する形態です。

人材派遣ではこの形態が一般的です。

一般派遣の場合、 まず最初に派遣会社に登録をし、その後、派遣会社に求人依頼をしてきた派遣先企業が紹介されます。

派遣会社との雇用関係は就業先が決まった時点からスタートし、派遣契約の期間が終了すると雇用関係も終了します。

派遣期間は3か月と短期のものが多く、その期間が終わると更新、となっていきます。

派遣期間の3年ルールも適用されてきます。

特定派遣(常用型派遣)

無期雇用派遣労働者(法第 30条の2第1項)

特定派遣といわれる常用型は、派遣会社に直接雇用された正社員が、派遣先に出向して就業する形態をいいます。

登録型派遣(一般派遣)と異なるのは、派遣会社に採用された正社員であるため、派遣期間が終わって次の派遣先が決まるまでの就労していない期間にも、派遣会社から給与が支払われる点です。

常用型派遣は、派遣のメリットを活かしていろいろな企業で働くことができます。

派遣会社から派遣されることで、正社員としての入社が難しいような有名企業で経験を積むことができたり、さまざまな職場を経験することができます。

常用型派遣は、いろいろな企業で経験を積んで自分の可能性を広げてみたい人にお勧めの働き方です。

ただし、登録型と比べると常用型派遣はとても少ないです。

紹介予定派遣

紹介予定派遣は、まず6か月を限度として派遣社員として派遣され、就業します。

その期間中がいわばお試し期間のようなものです。

派遣期間が終了後、派遣社員と派遣先企業が合意した場合は派遣先の会社と直接雇用を結ぶことができます。


ただし、直接雇用となるには双方の合意が必要となりますから、派遣先の会社から断られてしまうことも多々あります。

また、派遣先の会社で働き続けたいと思わなければ、派遣社員側から断ることもできます。

直接雇用といっても必ずしも正社員とは限らず、契約社員やパート、アルバイトも含まれる点に注意が必要です。

ですが、6か月を超える期間の派遣はないので、早めに結論が出るというメリットもあります。

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※派遣先の会社が職業紹介を希望しない場合又は派遣労働者を雇用しない場合の理由の明示(労働者派遣事業関係業務取扱要領より抜粋)

派遣元事業主は、紹介予定派遣を行った派遣先が職業紹介を受けることを希望しなかった場合又は職業紹介を受けた派遣労働者を雇用しなかった場合には、派遣労働者の求めに応じ、派遣先に対して、それぞれその理由について、書面、ファクシミリ又は電子メール等により明示するよう求めるものとすること。

また、派遣先から明示された理由を、派遣労働者に対して書面、ファクシミリ 又は電子メール等(ファクシミリ又は電子メール等による場合にあっては、当該派遣労働者が希望した場合に限る。)により明示するものとすること(「派遣元事業主が講ずべき措置に関する指 針」第2の15の(2)、27参照)。

シニア派遣

就労人口の減少に伴い、シニア派遣が注目されています。

年金受給開始年齢の引き上げが予想されるほか、令和4年度には年金が0.4%減額されました。

一方でシニア層の労働者の豊富な経験を活かして活躍してほしい、という社会のニーズも高まってきています。

シニア層の中高齢労働者は、若い世代と比べて、コミュニケーション能力や調整力、リーダーシップなどの能力が備わっています。

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地域別に検索ができますので、まずは登録し、どのような派遣先があるか情報収集だけでもしてみてください。

この会社ならやってみたい、と思う会社が出てくるかもしれません。

シニア層の中高齢労働者は、高度な知識、技能、ノウハウ、実務経験等を持っているのが最大の魅力です。

また、60歳以上の方については、派遣期間3年ルールは適用されません。

その意味でも、長く働くにはシニア派遣を利用するのもいいのかもしれません。

 

新卒派遣、第二新卒派遣

従来の人材派遣といえば、一度学校を出て会社経験がある人を派遣先の会社に派遣するものでした。

最近は、会社経験がない方の新卒派遣が注目されています。

新卒派遣の場合、新卒者は派遣会社でのスキルアップ研修を受けてから派遣先企業に派遣されます。

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現在は、紹介予定派遣が制度化されたことにより、新卒者を派遣して完了するものと、新卒者を対象とする紹介予定派遣があります。

そのうち、紹介予定派遣が主流となってきています。

第二新卒派遣とは

大学等卒業後、2~3年の正社員として職業経験を積んだ後、退職された方を第二新卒といいます。

第二新卒派遣や第二新卒者を対象とする紹介予定派遣も増加してきています。

最初に入社した会社が合わなかったという方は、このような第二新卒派遣を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

大学を出て2~3年勤務をしてみたが、人間関係などで退職してしまった方は、この紹介予定派遣を使って、第二の会社を探してみましょう。


文責 社会保険労務士 松井 宝史 2023.01.18

目次

派遣の種類

派遣で働く時に

派遣会社の選び方

派遣の登録から就業まで

派遣社員として働くためのチェックリスト

具体的な派遣先

労働者派遣事業関係業務取扱要領 令和3年4月

仕事探しの方法

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