高次脳機能障害を負ってしまった方の病院での証明をもらうお手伝いです
文責 社会保険労務士 松井 宝史 2021.12.14
病院までの同行
令和3年10月14日に茨城県まで行ってきました。
高次脳機能障害を負ってしまった方の病院での証明をもらうお手伝いです。
私の母は、平成4年11月20日に青信号で横断歩道を自転車で横断しているときに、右折の自動車に跳ねられて、頭部を道路に打ち付けて翌日亡くなってしまいました。
スーパーに買い物に行って、自宅に戻る時に事故に遭いました。
夕方の暗くなる時間帯でしたので、相手の自動車を運転していた方も、私の母が横断しているのを見落としてしまったようです。
横断歩道を青信号で渡るときでも、右折の自動車には気を付けたいものですね。
母の場合は、頭を強打してしまったために、血腫が脳内に大量に溜まってしまったのが原因で翌日の朝に亡くなりました。
血腫が少量の時やびまん性の場合は、命はとりとめますが、高次脳機能障害が残ることがあります。
記憶障害や他人との意思疎通能力が困難になったりします。
4つの能力
今回は、労災保険の申請で労働基準監督署が主治医の先生に医療照会する4つの能力(意思疎通能力、問題解決能力、持続力・持久力、社会行動能力)がどのくらい失われているかを書面にしてもらうためです。
意思疎通能力は、先生と本人がお話をして、先生が決定しました。
会話がスムーズにできたかを確認して記載したようです。
問題解決能力に関しては、例えば 800 円の買い物に対して、自分の意思で 1000 円を出して、200 円のおつりが正しいかわからないので、相当程度喪失にするとの事でした。
持続力・持久力は、リハビリに対する意思や行動を含め、半分喪失との事でした。
社会行動能力は、全部喪失との事で前回より悪い結果になっていました。自分の言いたいことだけを言って相手とコミュニケーションが取れないと判断されました。
つくば市からつくばエクスプレスに乗って秋葉原駅まで来て、それから東京駅まで向かいました。
帰りは東海道新幹線に乗ってきました。
事故に遭わなければ、このようなことにならなかったのにといつも思います。
ご家族の方のお気持ちがよくわかります。
私の母は、すでに亡くなって29年たちました。
母の気持ちを思うと、やるせなくなります。
人生どこで災難に遭うかわかりません。
私の残された人生は、労災保険申請のお手伝いをしていくつもりです。
審査請求成功しました
尚、令和4年2月4日に労災保険の審査請求の結果が出て、上位の等級が認められました。
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