求人応募までの準備_まつろむ流転職の考え方

求人応募までの準備

心構え

接点を見つけるための一歩目は、自己分析です。

その基本は、キャリアの振り返りですが、その前にここではネガティブな要素と付き合う方法を説明します。

多くの転職希望者は、前の会社に不満があるものです。

だから自分の過去と向き合うと、「あんな仕事はやりたくなかった」「あの上司が嫌だから辞めた」などと後ろ向きの考えにとらわれがちです。

しかし、そうしたネガティブな考えは、実は本当はこうして働きたかったということの裏返しなのです。

不満があるから転職するとの考えは、反転させて不満を解消したいから転職するという考えにしてみましょう。

そうすると後ろ向きだった転職理由が、自分の気持ちにウソをつくことなく、転職の目的に転換されます。

転職理由に不満しか浮かんでこない人は、まずは前職での不満をすべて紙などに書き出してみてください。

そして、「○○が嫌だった」などという言葉を、「次は○○な環境で働きたい」といった未来志向の言葉にしてみましょう。

そうすることで、これからの希望条件や転職の目的があぶりだされるはずです。

キャリアの振り返り

キャリアの振り返りは自己分析の基本です。

ただし、面接の場では、やってきた仕事を漫然と述べるだけでは伝わりにくいものです。

そこで次の4つの場面を意識して振り返り、整理しておくことをおすすめします。

(1) 思い・・・こんなふうに変えてみようという、今までの提案・アイデアなど。

(2) 行動・・・その思いをどう行動として表してきたか。

(3) 結果・・・さらに行動によって、どんな結果が生まれたか、成功したか、失敗したか。

(4) 学習・・・その結果を通して何を学んだか。

近年の傾向でいえば、指示された仕事をこなすだけの人より、目的や思いをもって仕事に取り組み、より良い変化をもたらしてくれる人材が求められています。

このため、上の(1)~(4)の要素を組み入れたエピソード(実体験)を語り、面接官に「考えて働いてくれる人」とイメージさせられるかどうかが、採用をグッと引き寄せるポイントになるのです。

何も成功体験である必要はありません。

小さなことでも自分なりに学習し、成長した具体的なエピソードをなるべく見つけておきましょう。

弱みを強みにする

自己分析を始めると「自分には知識とスキルが足りない」「過去に失敗がある」などの弱みがあぶりだされることがあります。

しかし、そこで立ち止まらないで下さい。それをきちんと意識できた時点からスタートです。

応募先の企業に入ったとき、この能力は活かせるが、このスキルが足りないと気づいたらチャンスです。

足りないスキルを身に付ける行動を始めればいいのです。

下調べをする、勉強を始めておく、など面接前から足りない能力・スキルを意識して身に付けるための行動を始めてください。

過去の失敗例もマイナスに働くとは限りません。

たとえ失敗しても、そこから学び、次の機会に活かせていればそれはプラス材料です。

すべてを兼ね備え、仕事を完璧にこなす人などどこにもいません。

面接官もそれは分かっているので、足りないことや失敗を認識し、それを自分の糧として行動している応募者に対し、主体性と信頼性を感じています。

力が足りないうえに、それも自覚していないようではもちろん駄目です。

自覚して行動することを心がけましょう。

企業研究(ホームページ)

面接に向けた企業研究で一番重要なことは、業績や待遇等の希望条件面のチェックではありません。

企業研究で大事なのは、顧客ニーズをつかむ感覚で応募先の仕事の内容を分析し、どんな仕事かをきちんとイメージすることです。

ホームページの見方

面接に当たって、ほとんどの人が応募先の企業のホームページをチェックされていると思います。それすら考えていなかった人は、ぜひ考えを改めてください。

ホームページを短時間で検討するコツをつかみましょう。

それは、会社を人間のように見立て、沿革や相関関係をチェックすることです。

もともと会社には法人という呼称があるように、会社の特徴はけっこう人間と共通しているのです。

だから応募先の会社を人間のように見立てることが役立ちます。

会社も年を経るごとに変化していきます。

また生い立ちによって、どのようにキャラクターが形成されていくかも異なります。

人に歴史があるように、会社にも歴史があるのです。

企業研究をする際には、現状だけを見るのではなく、これまで育ってきたプロセスにも注目してみてください。

会社のホームページの「沿革」などを見れば、どんな時代の中で生まれ育ち、節目節目でどんな決断をしてきたのかが分かります。

れが企業カルチャーの形成に大きな影響を与えているはずなのです。

企業研究(仕事の内容)

求人会社のホームページを素材にして、さらに掘り下げましょう。

その会社の持つさまざまなキーワードを改めて検索エンジンで調べてみましょう。

社名から始まって、社長や役員の名前や取引先会社名などを調べてみると、会社の公式サイトには載っていない情報に行きあたることがあります。

また、事業内容や仕事内容の記述によくわからない専門用語があったら、それらも調べておくことをお勧めします。

さらに、応募先で自分を待っている仕事に内容を検索してみてください。

企業研究(競合会社のチェック)

医薬品のMR職(医薬情報担当者)や医療関係の営業など、慢性的に人材不足状態で、応募先の競合会社も求人を実施しているような業界に応募する場合は、競合会社や応募先がどこかの子会社だったら親会社との力関係などもイメージできるようにしておきましょう。

実際に競合会社も積極的に人材募集をしている場合は、かなり高い確率で、応募先と競合会社との比較をしたか、併願しているかを訊ねられることになります。

この際、応募先の方がいい会社などといったお世辞めいたことではなく、「比較の結果、競合会社にはない○○○なところに魅力を感じました」と言えるように、競合会社情報も収集しておきましょう。

企業研究(現地に行ってみる)

社風や会社の雰囲気を重視する人は、紙やウェブの情報だけでなく、現地に行って自分の目で確かめるのが一番です。

お店やショールームなどがある会社であれば、必ず訪問してみてください。

面接に来た時点で一度もお店を見たことがない人は、問答不要で不採用にする会社もあります。

お店などがない会社の場合は、面接で訪れたときにオフィスを観察する方法もありますが、面接前や応募前に雰囲気をつかんでおきたい場合は、会社の付近で張り込み調査をしてみてはいかがでしょうか。

会社の前に1週間くらいいれば、その会社の実態は見えてくるものです。

どんな人が、朝は何時頃に出社し、夜は何時頃に帰っていくのか。

残業は多いのか。お客の出入りはどうか。社員の顔はイキイキしているか。

会社から出てくる社員たちは、ワイワイ雑談しながら一緒に帰っていくのか、挨拶もしないでバラバラに帰っていくのか。

そんな日常の何気ないシーンにも、その会社のカルチャーは現れます。

そして、お店にしてもオフィスにしても、単純に「見た」だけで終わらせないでください。

「このお店は品ぞろえが豊富ですごいなあ。お客さんもたくさん入っているなあ。」だけでなく、自分がそこで働く姿を想像してみるのです。

そうすると、「こんな場合はどう対処すればいいのだろう。」という疑問も浮かぶでしょう。

履歴書の書き方

履歴書は、求人募集会社に提出する応募書類として最も一般的に用いられている書類です。

単なる応募の申込みをするためだけの書類ではなく、自分をPRするための大切な書類です。

最近では、履歴書だけでなく職務経歴書の提出を求める会社も多くなってきましたが、採用担当者はまず履歴書を見るので、この段階でふるい落とされないようにしましょう。


履歴書作成の基本

①履歴書の様式の選び方

A4版とB5版がありますが、できるだけA4版の様式をお勧めします。

私が昔勤めていた会社で採用担当者をしている時、履歴書の様式はA4版が圧倒的に多く、たまにB5版の履歴書を提出すると違和感を覚えました。

②写真

きれいに(いわゆるピントがあっている)撮れている写真で好印象を勝ち取りましょう。

正面を向いた、胸から上の、なるべく3か月以内に撮影した証明写真を使ってください。

服装は、清潔感のあるものを着用し、色はカラーでも白黒でもどちらでもいいですが、最近はカラーが一般的です。

写真の裏面に名前を記入してから、履歴書に貼ってください。

③個人情報

正しくていねいに記入しましょう。

時間をとってゆっくり記入してください。

氏名のふりがなは、「ふりがな」ならひらがなで、「フリガナ」ならカタカナで記入してください。

採用担当者は、細かいところもチェックしています。

現住所は、都道府県から記入してください。

マンションやアパートの名称、部屋番号も省略せずに記入してください。

連絡先は、現住所以外で常時すみやかに連絡が取れる人や場所がある場合に、その氏名や住所を記入し、電話番号を記入します。

④学歴

入学や卒業年月を間違えないように注意しましょう。

年号は、記入日、生年月日とそろえてください。(和暦又は西暦で統一)

小学校、中学校は卒業年のみ。

高校、専門学校、短大、大学、大学院は、入学・卒業の年次とともに、学部、学科、専攻名まで詳しく記入してください。

⑤職歴

アルバイト経験があれば記入してください。

職歴は、勤務先の入社・退社の経歴を古い順に記入することが基本です。

大きな会社内で「異動、昇格、出向」等があれば、それも記入してください。

また、雇用形態も正社員以外であれば「派遣社員、契約社員、パートタイマー、アルバイト等」も付記してください。

退職理由は、「一身上の都合により退職」「出産のため退職」「配偶者の転勤のため退職」「定年退職」などと記入してください。

⑥免許・資格

取得に向けて勉強中のものも記入してください。

免許・資格は「〇〇免許取得」「〇〇検定合格」のように記入します。

応募する会社に関係があるものを、重要度の高いものから記入してください。

現在、取得するために勉強しているものがあれば、「〇月に〇〇を受験予定」と書いてください。

パソコン関連の検定もぜひ記入してください。


⑦志望動機、趣味、特技

これまでの会社での経験とやる気をアピールしてください。

採用担当者にもっともチェックされる部分です。

これまでの経験や自分の関心をからめて「この会社で働きたい理由」を具体的に記入してください。

応募会社の仕事に対する熱意をアピールしましょう。

⑧本人希望欄

具体的な希望を記入します。

空欄とすることは避けましょう。

勤務条件について具体的な希望があっても、ここには記載せず、面接などで採用担当者にお伝えください。

募集している職種がいくつかある場合は、希望の職種を記入します。

特に記載することがない場合は、「勤務条件は貴社の規定に従います」と記入してください。

⑨その他

履歴書は、汚さないようにしてください。

カラーペンや青色の万年筆でなく、黒いペンでていねいに書いてください。

埋められるところはすべて記入してください。

履歴書は、コピーを取っておき、面接の時に持参してください。

採用担当者は、履歴書の記載内容に基づいて質問をしてくることが多いので、面接前に履歴書のコピーを見て内容を確認しましょう。

目次

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転職面接

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退職の準備

パワハラなんて無くなれ