このページを見てくださっている方は、今、転職という文字が頭の片隅に思い浮かんでいる方だと思います。
はじめての転職は、どう進めたらいいかわからないと思います。
そのうえ、転職すると決断するには勇気がいります。
転職を決断するのはどうすればいいか、どのように転職活動を進めればいいかなど、私の転職経験を踏まえてお話をしていきます。
私自身、過去に四度の転職を経験してきました。
転職には積極的な転職と消極的な転職の二つがありますが、私が経験してきた転職の中にはどちらもありました。
特に独身時代にした二度の転職はいずれも消極的なもので、次の会社の内定をもらうよりも先に我慢の限界が来て、会社を辞めてしまいました。
雇用保険のお世話になったこともあります。
今となれば転職先の会社の内定をもらってから退職をするべきだったと分かるのですが、当時はそのようなことを考える余裕もありませんでした。
結婚して家庭を持ってからの二度の転職は、いずれも積極的な転職でした。
家族を養っていくためにより良い条件、より自分のスキルを活かすことができる仕事を求めての転職でした。
家庭があり、比較的安定した仕事を捨てての転職でしたから、独身時代のようにある日突然ぷつっと辞めてしまうというようなことはせず熟考を重ねましたが、それでも転職を決意したときは清水の舞台から飛び降りる思いでした。
転職先の会社でうまくやっていけるかどうかなんて、転職する前には誰にだって分かりません。
転職を何度か経験した私にも、転職がうまくいく確固たる自信があったわけではありませんでした。
けれど、己の状況を改善するために清水の舞台から飛び降り、飛び降りてからはがむしゃらに前に進んできました。
現在は社会保険労務士として事務所を営んでいますが、過去四度の転職によりそれぞれの職場で身につけてきたスキルが仕事をする上で非常に役立っており、私にとっては正解だったのだという思いが年々強くなっています。
あなたが選んだ道を正解にするも不正解にするも、あなた自身です。
私はキャリア・デベロップメント・アドバイザーとして、転職支援のスキルを学んできました。
自分の転職経験と併せて、今後転職をする方に対して、どのように転職活動をすればいいのか、考え方と知識をこのサイトで提供していきます。
このサイトが転職をしようか迷っている方の道しるべになればと思っています。
転職するという決意の仕方、仕事の探し方、面接の受け方、内定が出た後の退職の進め方、転職後の職場の定着についても情報を提供しています。
雇用保険の基本手当を中心に、その他各種の給付についての解説もしています。
今このページを見ていらっしゃる皆様に雇用保険制度を上手に活用していただき、スムーズな転職ができることを心より祈っています。
一度きりの人生です。
今の状況に苦しみ耐え続けるのはやめ、今から行動を始めましょう。
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☆それぞれ掲載されている求人は異なるため、転職サイトには複数登録することをおすすめします
転職活動の進め方
それでは、まずは転職活動の進め方について学んでいきましょう。
転職活動を始めるにあたって、何から手をつけたらいいのでしょうか。
過去に四度の転職を経験してきた私がベストと思う手順をご紹介しますが、転職にも様々なパターンがあり、この手順にこだわる必要はありません。
以下の手順はあくまで一つの例としてご参考ください。
①転職するという決意をする
今いる会社の現状または将来に対して不満や不安があれば、転職という言葉が頭をよぎることだと思います。
実際に転職するしないにかかわらず、一度現在の仕事内容、職場環境、労働時間の多さ、給与などの待遇面に不満があればそれをノートに書き出してみましょう。
思いつくまま、仕事とは直接関係ないようなことでも構わないので書き出していきましょう。
あとでまとめる時に整理していきます。
出し尽くしたと思ったら、今度はまとめに入ります。
同じような項目は、ひとくくりにしていきます。
まとめが終わったら、それらのどこが改善されればいいかを考えていきましょう。
例えば「通勤時間が長く睡眠時間が十分に確保できないのがきつい」のであれば、「自宅から近くの会社に転職すれば解決する」といったように考えていきましょう。
次第にあなたが転職先に求めるものが明らかになってきます。
また、今の仕事内容に不安があれば、あなたの将来のキャリアアップの道筋を考えていくうえで、現在の仕事内容とそれを遂行するためのスキルを書き出していきます。
ノートに書き出していくうちに、あなたが今後何をしなければならないかが分かって来ますので、その時が「転職」をするかの判断をする時です。
転職を決意する原因で一番多いのは、職場での人間関係だと思います。
いやな上司がいたり、苦手な同僚がいたりしませんか?
パワハラ上司によって、不眠になったり、食欲不振になったりしたら危険信号が灯ったと思ってください。
心の不調は、まず身体に表れてきます。
夜なかなか寝付くことができなかったり、夜間に頻繁に目が覚めてしまうことはありませんか。
朝なかなか目を覚ますことができなかったり、目が覚めても体がだるく、身支度をしなければならないと分かっているのにソファーに座ったままになっていて動けないことはありませんか?
仕事以外でも、家事やプライベートの面でもやる気が出なかったり、気持ちが落ち込んだり、頭がぼーっとして考えがまとまらないことはありませんか。
このようなことが起きていればメンタルがだいぶやられている状態であり、適応障害の一歩手前と考えてください。
適応障害やうつ病を発症すると「退職する」という決断もできなくなってしまうため、パワハラ気質のある職場にお悩みの方は早めに退職の決断をしていきましょう。
先述したような、眠れない、やる気が出ない、気持ちが落ち込むなどの症状が出ている場合は、まずは会社を休みましょう。
可能であれば金曜日か月曜日に休みを取り、土日と絡めて三日間休みましょう。
三日間休んでみて今までの不調が治れば、また職場に復帰していきましょう。
引き続き体調不調であれば、病院を受診するかどうかを検討しなければいけません。
会社に産業医がいれば、面談を申し込んでみてください。
先述した通り、適応障害やうつ病になると退職の決意もできなくなり、悲しいことに自死の道を選んでしまう人もいます。
それだけは絶対に避けなければなりません。
転職サイトの登録はお早めに
職場のパワハラや人間関係などでメンタルがやられてくると、不眠や食欲不振の症状が出てきます。
精神的に追い詰められると、転職活動をすることもままならず、転職サイトに登録する気力すらなくなってきます。
不眠や食欲不振の症状が現れる前に、最近体がだるい、なんとなくやる気が出ないなどのシグナルが出る前に、転職サイトに登録をしておきましょう。
転職サイトに登録しておけば、気になる求人情報を集めておくことができます。
自分はいつでも転職できる、という選択肢を持っていると、メンタルがやられる前に転職という手が打てるようになります。
何といっても転職サイトの登録は無料です。
そして、転職サイトから電話がかかってくることもありません。
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②自己分析
転職を決意したら、まずは仕事探しを円滑に進めるために、自分自身を分析する必要があります。
今までどのような仕事をしてきたか、その仕事を通してどんなことができるようになったかをノートに書き出していきます。
それができたら、今後自分はどんなことをやっていきたいか、どのような能力や知識を身につけていきたいかを書き出していきます。
今後どのようなことをやりたいかは、今までの職種・業界にこだわらなくても構いません。
③現在の求人状況の分析
どのような仕事や業界につきたいかが絞り込めたら、どのくらいの会社が求人をしているかを分析していきます。
また、待遇面の相場感などもリサーチしていきます。
ハローワークインターネットサービスやIndeed、転職サイトなどで、地域や職種を絞って検索してみましょう。
ハローワークインターネットサービスでは、まず求人区分で一般求人のフルタイムかパートのどちらかを選びます。
ここは、必須となっています。
その後、例えば総務系の事務職を探すのであれば、希望する職種で大分類「事務、管理職」を選択し、その後、詳細で「総務事務、人事事務」を選んでいきます。
就業場所も、都道府県、市区町村まで選べるようになっています。
更に、詳細検索条件を選べる画面が出てくるので、各々選択して検索していきます。
そうすると、検索結果が一覧で出てきます。
事務所名(会社名)を公開しているところと、公開していないところがあります。
(できれば公開しているところを優先して見ていって下さい。)各社の求人票が見れるようになっています。
ハローワークの検索パソコンと同じものを自宅で見ることができ、大変便利です。
Indeedの場合は、職種などのキーワードと勤務地(市区町村)を入力して、「求人検索」のボタンを押します。
そうすると、検索結果が一覧で出てきます。
一覧の中から、あなたにとって興味のある会社をクリックすると、各社の応募要項が記載してあるページが出てきます。
Indeedの場合は、その後、応募画面に進められるようになっています。
ここでは情報収集だけをしますので、応募までは進まず、その画面を印刷するか、ノートに必要事項を書き出していきます。
会社名、仕事内容(できるだけ詳しく記入してください)、給与面などです。
地元の優良求人を探すなら「はたらいく」です
現在の職場が自宅から遠く、通勤時間を短くしたいという方にお勧めの転職サイトが「はたらいく」(PR)です。
リクルートが運営する地域密着型の転職サイトで、無料で利用することができますし、登録したからと言って運営会社のリクルートから電話がかかってくることもありません。
☆通勤時間を短くしたい方は【はたらいく】(PR)に登録しましょう
☆あなたにおすすめの求人がメールで送られてきます
送られてきた求人メールをストックしておき、いざ「転職」という時に積極的に活用しましょう。
④就きたい仕事の労働条件を決定する
あなたが就きたい仕事の希望条件を決めていきます。
給与面、仕事内容、通勤距離、福利厚生などの希望をノートなどに書き出します。
一通り書き出しが終わりましたら、優先順位をつけましょう。
すべての条件を満たす会社を見つけるのは難しく、転職活動が長期化しかねません。
なかなか内定がもらえないと気持ちが焦ってしまい、手あたり次第に応募して面接を受ける、という転職活動の失敗パターンに陥ってしまうリスクが上がります。
希望する条件に優先順位をつけておくことで、自分にとって本当に譲れない条件を満たした会社を選びやすくなります。
また、正社員を希望するのか、派遣社員として働くのかも考えていきましょう。
安定しているのは正社員ではありますが、例えばあなたが未経験の分野にチャレンジしたいという場合は、いきなり正社員として内定を獲得するのは難しいかもしれません。
そのような時は派遣社員として経験を積み、スキルを身につけてから正社員の道を目指すという方法もあります。
あなたがまだお若く、今の仕事内容が自分に合っていないようだと感じている場合は、思い切って未経験の分野に挑戦してみてください。
若いうちにいろいろな職種を経験しておくと、長い職業生活においてきっと役立ちます。
⑤求人を探す
ここまで準備が整ったら、いよいよ求人をしている会社を探すことになります。
転職サイトに登録をして自分で探すのか、それとも転職エージェントを利用するのか迷うこともあるかもしれません。
そこでお勧めしたいのが、求人サイトとエージェントサービスの両方を使うことができる【DODA】(PR)です。
それでは具体的に、DODAの使い方をご紹介します。
まずは自分で探す
求人サイトと同じサービスが受けられます。
まずは自分で探してみたい方は、あなたの希望する条件で求人を探してみましょう。
新着求人は毎週月曜、木曜に更新されます。
人気のある求人はすぐに採用枠が埋まってしまうので、チェックを欠かさないようにしましょう。
詳細条件から探すページで、あなたが探している職種の求人を検索してみましょう。
検索条件を保存することもできますので、土曜日や日曜日ごとに、時間に余裕があるときにすばやくチェックができます。
「こだわり条件でさらに絞る」のところには、「企業に直接応募のみ」と「エージェントサービスの求人のみ」のチェックボックスがあります。
まずは、自分で探す場合は、「企業に直接応募のみ」にチェックを入れて検索してみてください。
エージェントサービスを使ってみたい方
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dodaエージェントサービスのメリット
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⑤完全無料
dodaをお勧めの理由(初めての転職)
まず初めての転職であれば、dodaのエージェントサービスを使ってください。
転職活動をどのように進めればいいかアドバイスをもらえます。
求人の紹介があった時、「とりあえず受けてみて」と言われた時、受けるかどうかはエージェント任せにするのではなく、あなた自身で判断してください。
転職面接がどのようなものか体験してみたいときは、受けてみましょう。
転職エージェントは、短期的な視点で求人を紹介してきますので、あなたがどのような「職種」を目指しているかという点をエージェントにお話ししておきましょう。
そしてあなたの希望とかけ離れた求人を紹介されたときは、きっぱりと断りましょう。
dodaは、大量の求人情報を持っていますので、「最後はあなたが決める」ということだけを押さえておけば、ぜひ使うべきだと思っています。
dodaをお勧めの理由(2回目以降の転職)
2回目以降の転職であれば、他社の転職サイトとdodaの求人サイトで求人情報を収集していきましょう。
すでに転職経験があるので、転職活動の進め方については分かっていると思います。
転職サイトやdodaの求人サイトで求人情報が集まってきたら、今度は「エージェントサービスの求人のみ」で求人情報を収集してください。
両方の求人情報を基に、応募をしていきます。
「エージェントサービスの求人のみ」といういわゆる非公開求人に魅力的な求人が見つかれば、dodaに登録していきます。
転職サイトの求人とdodaのエージェントサービスの求人と同時並行して応募していくことになります。
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文責 社会保険労務士 松井 宝史 2023.09.05
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