転職活動をしている事務職希望の女性です。
書類選考が通り、採用現場の課長さんと人事の担当者の一次面接も無事通ったところです。
中小企業ですが、150名ほどの従業員がいる地元の優良企業です。
明日、最終面接ということで役員面接があります。
人前に出るとあがってしまうタイプなので、明日の役員面接はきっと緊張してしまうと思います。
一次面接の時に、最終面接(役員面接)で落ちることもあると言われました。
私のほかにも3名ほど最終面接に進んでいると聞いています。
どんなことに注意して最終面接に臨めばいいでしょうか?
最終面接は、一次面接の選考を通ってきた方の中から、今回の募集の内容に合った方を人数分に絞り込み、面接するものです。
もし今回の募集が退職者の補充であれば、会社としてはその方がやっていた仕事内容やポジションができる即戦力の方を求めていると思います。
すぐにそのレベルまで行かなくても、近い将来そこまで行ける方を採用します。
あなたが今まで築いてきた仕事の経験やスキル、そして仕事を進める上での積極性、周りの人達との協調性、その会社に定着してやっていけそうかどうかなどを、面接の担当者が質問を通して確認をしています。
その場だけ取り繕っても、実際に会社に入れば本当のことは分かってしまいますので、今までの経験などをありのままに面接の場でお答えすればいいと思います。
仕事観や適性を問う質問として、あなたが今まで仕事をしてきた中で辛かったこと、やりがいを感じたことなどを聞かれることが多いようです。
この質問で会社側としては、あなたが入社してから仕事にひたむきに取り組んでくれそうかどうか、長く勤めてくれそうかどうかを見ています。
つまり、あなたが仕事に取り組む姿勢を見極めようとしているのです。
変に取り繕うことはせず、実際にあなたが仕事をしてきた中で印象に残っているエピソードをお話ししてください。
面接の前日は、あなたが記入した職務経歴書をもう一度読み返してください。
それと応募している会社の募集要項の仕事の内容を確認して、入社した時、どのような仕事をやっていくのか再度チェックしておいてください。
面接の場で仕事の内容について話があったら、そのことを思い出して答えてください。
それとあわせて、応募する会社のホームページをもう一度見て、何をやっている会社か再度チェックして、ノートなどに書き出してみてください。
役員の方から「弊社は何をやっている会社か知っていますか?」などと質問されたとき、答えられるように頭の中を整理しておきましょう。
役員面接は確かに緊張しますが、準備をしっかりとしていけばそれが自信に繋がります。
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☆十分に練習、下準備をしてから面接に臨みましょう
役員面接のコツ
面接の会議室に入ったら、笑顔で元気よく挨拶をしましょう。
毎日、職場でしっかりとした挨拶ができるかどうかは、とても大切なことです。
挨拶というコミュニケーションが下手な人は、社内でも円滑な人間関係を築くことができません。
それを役員の方は、面接の場で観察しています。
挨拶なんて簡単だと思われがちですが、役員面接という緊張する場で相手の目をしっかりと見て、適切な大きさの声で挨拶をするのは意外と難しいものです。
ご自宅で、実際に声を出して練習してみましょう。
もうひとつのコツとしては、長い話は厳禁です。
話をしていて長くなったなと思ったら、一度話を止めて一呼吸してください。
緊張すると、自分が今何を話しているかわからなくなることがあるので、話を途中で止めてください。
質問された時や、自己紹介を求められた時に、回りくどく長々と話してしまうと、良い印象はもってもらえません。
役員面接の場にも人事の採用担当者が同席することが多いので、面接で尋ねられたことは前回の面接と統一性のある内容で回答しましょう。
回りくどく説明をするのではなく手短にし、役員の方が会社の内容などを話し出したら、相槌をうって話を一生懸命聞いてください。
最後に、服装はきっちりとしたものにしてください。
落ち着いた色合いのスーツであれば安心ですね。
ワイシャツも派手な色のものは避け、しわの無いようアイロンをかけ、清潔感のある印象を与えましょう。
靴が汚れているとだらしない印象を与えてしまいます。きれいに磨いておきましょう。
女性の場合はメイクはヘアスタイルも華美になりすぎないよう気を配りましょう。
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文責 社会保険労務士 松井 宝史 2022.10.03
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