50代の男性です。
定年の60歳までにはあと5年以上あるので、まだまだ仕事を頑張らないといけない年齢だと思っています。
今勤めている会社は、自動車関連の製造業なのですが、自動車のEV化(電気自動車)ということで会社の業績がおもわしくなく、少しずつ退職する同僚が増えてきました。
ガソリンエンジン車の部品を作っているので、他の分野にも進出しない限り、いずれは廃れていく運命にあるとは感じています。
私も転職したいと考えているのですが、50代での転職は難しいでしょうか?これといったスキルはありません。
万年係長で過ごしてきましたので、部下は少しはいますがマネジメントよりは実務の比率の方が多い状態です。
子供は二人おり、どちらも社会人です。
教育費用はもうかかりませんので、収入はそんなに高くなくてもいいと思っています。
年齢的には厳しい年代であると思いますが、諦めずに転職活動を頑張れば道は開けるはずです。
考え方としては、あなたの今までの経験を活かせる仕事があれば、応募をしてみましょう。
転職すると一般的には年収は下がるということを頭に入れておいてください。
お子さんの教育費もかからず、後は老後のことを考えればいいという状態であれば、転職もいいと思います。
2025年には65歳までの雇用確保が義務化されます。
50歳代であっても、まだまだ正社員として働ける時代です。
また、年金の支給開始も65歳となりました。
転職するとなると、もちろん、20歳代や30歳代の若い人材に比べると採用されにくい面もあります。
求人に年齢制限を設けることは職業安定法により禁止されているのですが、実際には50代の方が応募しても年齢を理由に書類選考の段階で落とされてしまうことが少なくありません。
しかし、50歳代のあなたには、今までの職業生活で得てきた経験とスキルがあります。これは若い方にはない武器です。
そのため、今までやってきた会社での経験を活かせる会社、またはその周辺の業界で求人を探すことをお勧めします。
また、20代、30代の就労人口が減っていますので、転職市場に出てくる若い方の人数も減ってきています。
そういう意味では、50代にもチャンスは大いにあります。
とにかく働く人が減っているのです。
【DODA】 (PR)などの転職サイト、ハローワーク求人、indeedで同じ業種、それと類似した業種にターゲットを絞って求人情報を集めていきましょう。
気になる会社を見つけたらノートに書き出していき、募集要項をチェックしていきましょう。
求人情報を集めることが、転職活動では重要な点になります。
本気で転職を考えていく段階になりましたら、転職サイトも複数登録していきましょう。
条件があなたに合っている会社であれば、書類選考に応募してみてください。
そうすれば、50代でも転職可能か様子が分かっていきます。
まずは1社応募するというアクションを起こしてみましょう。
行動しなければ、何も始まりません。
転職サイトやindeedは、あなたが希望している職種を登録しておけば、定期的に求人情報がメールで送られてきます。
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☆気になる会社の採用枠が埋まってしまう前に応募しましょう
会社の規模を問わなければ、求人をしている会社はたくさんあります。
就労人口がどんどん減少しているので、60代70代でも、働く意欲があれば採用してくれる会社があります。
今の会社よりも規模が小さい会社でも、将来性のある会社、あなたの力が発揮できる会社があると思います。
色々な規模の会社を視野に入れて探してみましょう。
求人には応募締め切りがありますので、その応募締め切りに間に合うように履歴書などを用意していきましょう。
思わしい求人情報がなければ、もう少し今の会社に留まることを考えましょう。
いよいよ今の会社にいられない状況になってしまったら、できるだけ在籍している間に転職活動を進め、次の会社の内定をもらいましょう。
正規雇用が厳しい状況であれば、つなぎのアルバイトに応募して、正規雇用での募集がある会社が出てくるのを待ちましょう。
諦めなければ、就職先は絶対に見つかります。
転職エージェント会社に登録
転職市場におけるあなたの価値を判断するために、転職エージェント会社に登録をすることもお勧めします。
あなたを採用してくれる会社がありそうかどうか、転職エージェントの方が判断してくれます。
但し、大手の転職エージェント会社は、20代、30代の若者を紹介する求人情報を多くもっており、50代の求人情報はあまり持っていません。
【パソナキャリア】(PR)などの大手の転職エージェント会社に登録した後は、中小の転職エージェント会社にも登録をしてみましょう。
中小の転職エージェントの会社は、その地域の中堅企業の求人情報を持っている可能性があります。
転職エージェント会社もそれぞれ得意分野があり、あなたの現在の職種と同業種に強い転職エージェント会社もありますので、何社も探してみることをおすすめします。
インターネットでこまめに検索して探してみましょう。
厚生労働省が開設している「人材サービス紹介サイト」で、「職業紹介事業」のバナーをクリックしてみてください。
あなたが転職したい地域をチェックして、職業紹介事業の会社を探してみてください。
どの転職エージェントの会社もこのサイトに登録する義務があるので、ここからあなたに合った転職エージェントを探していくといいでしょう。
もしも転職エージェント会社の方から登録を断られたとしても、それはあなたの能力が劣っているという意味ではありません。
その転職エージェント会社が、あなたに合った求人情報を持っていないというだけのことですから、落ち込まず、他の転職エージェント会社への登録を進めていきましょう。
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早期退職制度
いよいよ会社の業績が悪化してくると、早期退職の募集が始まる可能性もあります。
早期退職に応募する場合は、転職活動のスピードを上げ、転職先を探していきましょう。
会社に残れる選択肢がある場合、定年まであと少しであれば残ることも考えてみましょう。
いずれにしても、次の会社の内定をもらってから早期退職制度を利用するのが理想です。
早期退職制度を利用して退職してからのんびり次の会社を探す、というのはおすすめできません。
退職してから転職先を探すとなると、なかなか内定が出ないと気持ちが焦ってきてしまいます。
ブランクが長いと採用の点でも不利になりますし、仕事の勘も鈍ってきてしまい、良いことは一つもありません。
一度、仕事を離れると、気持ちもなえてきてしまいます。
日常生活における毎日の生活リズムも働いていた時と違ってきてしまいます。
在籍している間に、転職活動を本格化して早め早めに取り掛かりましょう。
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文責 社会保険労務士 松井 宝史 2023.05.28
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