ウォーキングをする時間帯はいつでも構いません。
何よりも継続することが大切なので、あなたにとって無理なく時間を確保できるタイミングで取り組んでいきましょう。
もし朝と夜のどちらも時間を確保できるのであれば、朝のウォーキングをお勧めします。
朝は一日の中で最も脂肪の燃焼効率が高い時間帯です。
朝にウォーキングをすることで代謝が上がるため、その後の活動での消費エネルギーが増えるというメリットもあります。
また、朝日を浴びるとセロトニンというホルモンが活性化し、体内時計をリセットして自律神経を整えることができます。
セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれており、ストレスを緩和させる効果もあります。
朝日を浴びながらのウォーキングは良いことづくめです。
では朝にウォーキングを行う場合、朝食前に行うのと朝食後に行うのではどちらがいいのでしょうか。
食前と食後では運動時に消費するものが異なるため、それぞれ詳しく見ていきましょう。
朝起きてすぐ、まだ何も食べていない状態は体内に糖質が不足しているため、体に蓄積された脂肪が消費されます。
そのためダイエットを目的とする場合には、朝食前にウォーキングをすることで脂肪を効果的に燃焼させることができます。
ですが朝起きてすぐに何も口にせずいきなり歩き始めるのはよくありません。
朝起きたらまずは水分補給をしましょう。
のどの渇きを覚えていなくても必ず飲んでください。
たとえ冬であっても睡眠中に汗をかいており、起床後は血液がドロドロの状態です。
この状態のままウォーキングをしてしまうと、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしかねません。
飲むのは水でもお茶でも構いませんが、カフェインを含む飲料は利尿作用があり、かえって水分不足になってしまうことがあるので避けましょう。
ウォーキング中にも飲めるようにボトルに入れて持っていきましょう。
私はウォーキングをするときにはいつも、麦茶を持ち歩いています。
麦茶は水分だけでなく汗をかいて失ったミネラルも補給できます。
また、完全に空腹な状態でウォーキングをすると低血糖状態に陥ってしまう恐れがあります。
バナナやゼリー飲料、パンなどを少し食べてからウォーキングをするといいでしょう。
朝食後のウォーキングでは、食事で摂取した糖質が消費されます。
そのため、血糖値の改善を目的としたウォーキングの場合は朝食後がお勧めです。
血糖値がもっとも高い時間帯は、食後30分から2時間です。
この時間帯にウォーキングをして血糖値を下げることで、糖尿病の治療に役立ちます。
食べてすぐにウォーキングを始めてしまうと、腹痛や消化不良を引き起こすことがあるため、必ず食後30分以上経ってから始めましょう。
私は日課のウォーキングを、朝食後のタイミングで行っています。
朝食前にウォーキングをしたこともあったのですが、一度気分が悪くなったことがありました。
それが低血糖の症状だったのかどうかは分からないのですが、どうも自分は体質的に、朝食を食べた後でウォーキングをする方が合っているようだと感じました。
反対に私の妻は、朝食を食べる前の方が身体が軽くて歩きやすい、といって朝食前のウォーキングを日課にしています。
白湯と、バナナやパンなどを少し食べてから出かけるようにしているので気分が悪くなったこともないそうですし、ウォーキングから帰って来てゆっくりと朝食を食べる時間が好き、とのことでした。
人それぞれ合う合わないがありますので、皆さんも可能であれば、朝食前と朝食後のウォーキングの両方を一度試してみて、自分がより気持ちよく歩ける方を採用してみてください。
上記で説明した「起きてすぐ」や「食べてすぐ」はNGですが、その他にも「寝る直前」もよくありません。
生活習慣上、朝に時間が確保できずに夜のウォーキングを選択する場合、寝る直前にウォーキングをするのはやめましょう。
私たち人間は、体温が下がることで眠気を感じるようにできているため、寝る直前にウォーキングをして体温を上げてしまうと、なかなか寝付けなくなってしまいます。
できれば寝る2時間前にはウォーキングを終え、体と脳をリラックスさせ、自然に眠気がやってくるようにしましょう。
日中は何かと忙しく、時間が確保できなかったがどうしても寝る前に少し体を動かしたいなと思ったときは、ストレッチをお勧めします。
日中の疲れをほぐし、リラックスした状態で布団に入ることができますよ。
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