私は現在、比較的安定した会社に勤めています。
最近、ストレスから心身症を発症してしまいました。
安定した会社なので辞めたくないのですが、メンタルが弱って来て、会社を退職しようかどうかで迷っています。
まだ30歳なので、転職して新天地を求めてもいいかとも最近思っています。
今の会社が安定しており、退職したくないという気持ちがあるのであれば、まずは休職してみてください。
就業規則であなたの休職期間がどのくらいあるかを確認しましょう。
必要があれば、心療内科を受診するのもいいかもしれません。
いきなり心療内科を受診することに抵抗があるのであれば、かかりつけの内科の病院を受診してみるのもいいでしょう。
私も以前勤めていた会社で、来る日も来る日も採用面接をしていた時、ストレスで心身症になったことがありました。
その時はかかりつけの内科を受診し、薬を処方してもらい治りました。
休職している間に、ストレスの原因が何なのか考える時間を設けましょう。
職場の人間関係でストレスがあるのであれば、他の部署への配置転換を申し出てみるのもいいかもしれません。
上司に相談してもあまり感触が良くなければ、人事に相談に行ってもいいと思います。
労働時間の長さによるストレスであれば、転職も選択肢に入ってくると思います。
大きな会社にお勤めであれば、一度、産業医や保健師などの保健スタッフに相談をすることをお勧めします。
職場のストレスが原因であればその内容を保健スタッフに相談しましょう。
ストレスの原因が上司のパワハラであれば、誰が、いつ、どのような内容でパワハラをしたかも詳しく伝えましょう。
会社には、従業員が安心して働ける職場を提供する安全配慮義務というものがあります。
今回のストレスの原因が上司のパワハラで具体的にどのようなものであったかも、問診票などに記載して人事部などに報告を上げてくれるはずです。
あなた一人で悩まず、周りの保健スタッフの力を借りて局面を打開しましょう。
内科や心療内科などにかかって先生から「休職をした方がいいですよ」というお話が出れば、診断書を書いてもらって会社に提出してしばらく会社を休んでください。
休職している期間は、健康保険の傷病手当金を受給することができます。
また、有給休暇が残っていれば、有給休暇を取得してみてください。
最後の切り札で、退職という札を持っていれば、何も怖くないはずです。
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少しの間、無職の期間を過ごしてみるのもいいかもしれません。
つまり退職という道です。
私は、2回、それぞれ6か月間の失業期間を経験しました。
失業期間中に気を付けたいのは、規則正しい生活をするということです。
不規則な生活を続けてしまうと活力が出てこなくなり、転職面接でも生気がうせてしまい、面接担当者の印象も悪くなってしまいます。
また、失業期間はできるだけ短くするように心がけてください。
自分で自分自身を追い込むことだけはしないでください。
終身雇用は、崩壊したと言われています。
自分の人生は、自分が決めるのです。
私の好きな作家であるフランスのサルトルは「人間は自由であり、つねに自分自身の選択によって行動すべきものである。」と言っています。
私が大学生の時に読んだサルトルの「存在と無」の中に出てくる言葉です。
私は、この言葉を信条として生きてきたので、世間のしがらみにとらわれず、いくつも会社を転職してきました。
世間のしがらみにとらわれて、今の会社でどうしようかともがいてしまい、「自死の道」だけは、絶対に取らないでください。
私も、社会保険労務士の業務として労災申請で自死の道を選んでしまった方の手続きを請け負ったことが二度あります。
ご遺族の方の悲しみは、いつまでも私の心の中に残っています。
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文責 社会保険労務士 松井 宝史 2022.09.14
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