持続性気分障害で障害基礎年金2級に認定事例

持続性気分障害で障害基礎年金2級に認定

文責 社会保険労務士 松井 宝史 2025.01.27

当事務所で申請した障害年金事例

いままでの25年間の障害年金申請事例を解説してみます。

皆様が実際に申請する時に参考にしていただければ幸いです。

また困ったことあれば、当事務所までお問合せいただければお答えしていきます。

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申請事例8:持続性気分障害で障害基礎年金2級に認定

30歳代前半 男性 持続性気分障害 障害基礎年金2級

子どものころから感情の起伏が激しく、友達に攻撃するなど度々トラブルを起こしていました。

集中が続かない、細かい作業が苦手、ストレスによる腹痛や排尿障害(夜尿症)などの症状はありましたが、病院等の受診はしませんでした。

学校は小学校、中学校と普通学級で過ごしました。

ところが高校生の時にいじめに遭い、通信制の高校に転入しました。

専門学校では実習についていけずに退学しました。

この時点でもまだ病院の受診はありませんでした。

就職しましたが、会社での仕事についていけず、上司からの叱責などの心理的負荷が増大し、不眠が続くようになりました。

転職を何度も繰り返し、思い悩んで20歳代後半になって内科を受診しました。

内科での診断名は「不眠症」でした。

一時的に回復しましたが、徐々に不安焦燥感、意欲減退、抑うつ気分が増大し、処方された薬も効かなくなり不眠もひどくなりました。

さらに、倦怠感や易疲労感が蔓延するようになりました。

その間も、仕事の覚えが悪いと上司からたびたび叱責を受け、転職を繰り返していました。

無断欠勤をして上司が訪問した際にパニックをおこし、衝動的にマンションから飛び降りようとしたり、何も持たず家から飛び出したこともありました。

30歳を最後に働くことができなくなりました。

ネットショッピングで衝動買いをするようになり、家事も含めて両親の支援がないと日常生活ができないようになっていました。

うつ病ではないかと通っていた内科で相談したところ「うつ病と自分で言ってたらうつ病ではない」と言われ、精神科に転院して、「持続性気分障害」の診断を受けました。

その後、就労支援事業所の相談会で愛知労務の社会保険労務士と面談し、障害年金の手続きのご依頼をいただきました。

母親に今までの状態をしっかりと記録していただいた書面を主治医の先生にお渡しして、診断書を書いていただきました。

申請をして、3か月後に障害基礎年金2級の判定を受けることができました。

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認定になったポイント

① 小さい時から大人になるまでの生活暦を母親が丁寧に文章に起こしてくれて、それを書面にして主治医にお渡しできたこと。

② 初診の病院が、証明書の年号を間違えて記載したが、すぐに直してくれたこと。

③ 精神科の主治医の先生の診断書が成育歴などを細かく記載してくれたこと。

④ 社会保険労務士とヒヤリングを1時間ぐらいの時間をかけて、どのように申請するかを打ち合わせをしたこと。

⑤ 保険料納付要件の確認を社会保険労務士が年金事務所に出向いて、確認をしてくれたこと。

メールの相談を何度もしてくれて、愛知労務が丁寧にお答えしたことが認定につながったと、本人が言ってくれました。

 

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