自閉症スペクトラム障害で障害厚生年金2級認定事例
文責 社会保険労務士 松井 宝史 2025.04.02
当事務所で申請した障害年金事例
いままでの25年間の障害年金申請事例を解説してみます。
皆様が実際に申請する時に参考にしていただければ幸いです。
また困ったことあれば、当事務所までお問合せいただければお答えしていきます。
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申請事例14:自閉症スペクトラム障害で障害厚生年金2級認定事例
30歳代前半の男性
☆障害年金申請のポイント
障害年金の申請は、スムーズにいかない場合が多いです。
初診のクリニックの証明を取るのも大変な場合があります。
不義理を欠いてしまい、通院を中断などをした場合は、なおさらです。
そのような時は、障害年金を専門に申請している社労士事務所に依頼することです。
☆障害年金申請の経緯
幼年期はおとなしく、1人遊びをして過ごしていました。
小学生時は起床困難や偏食が見られました。
中学生時は亡くなった弟さんが亡くなり自殺をしようとしたことがありました。
高校生時は自室にこもり、物を壊すようになりました。
専門学校を中退して、職を転々としていました。
視覚情報の処理は得意でしたが、聴覚情報の処理は苦手で、職場のコミュニケーションもうまくいきませんでした。
28歳のときに、職場で事故の現場にいたのをきっかけに、思い出すたびにフラッシュバックや過呼吸が起こるようになりました。
自責や不安から抑うつ気分、情緒不安定になり、初診を受けました。
「パニック障害」の診断でした。
その後、症状が悪化し、ささいなこと(「残っているジュースを飲むか新しいジュースを開けるか」等)からパニックになり家を飛び出したり頭を打ちつけたりすることがありました。
強度の対人緊張からコミュニケーションがとれないなど、同居の女性がいないと日常生活が成り立たず、外出中も同居の女性の手助けが常に必要な状態でした。
30歳のときに愛知労務に障害年金のご依頼をいただきました。
最新の診断は「自閉症スペクトラム障害」でした。
障害厚生年金2級の認定を受けました。
自閉症スペクトラム障害の多くは、生まれつきの脳の微細な異常による神経発達障害です。
小さい頃は症状が目立たなくても、その後の社会生活の影響で症状が顕著になることがあります。
認定になったポイント
① 自閉症スペクトラム障害の方が社会保険労務士に申請の依頼をしたこと。
② 現在の症状をしっかり聞き取ってから主治医の先生に診断書を書いてもらったこと。
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