建設工事現場での労災かくし
文責 社会保険労務士 松井 宝史 最終更新日:2021.03.04
「労災かくし」という言葉をよく聞きます。社会保険労務士として労働基準監督署に労災保険の申請をする者にとっては、労災事故に遭った個人の方からよく相談を受けます。
労災かくしとは、労災事故が発生した場合に、「労働者死傷病報告」を遅滞なく所轄労働基準監督署に提出せずに、または虚偽の内容を記入して提出した場合をいいます。
先日、当事務所でも遠方のお客様から相談を受けました。工場現場でやってはいけない機械の上に乗らされて、高い所から地面に落下して負傷したのですが、「うそ」の内容で労働者死傷病報告が提出させられていました。
当事務所の労災保険専門の社会保険労務士が、その工事現場の所轄労働基準監督署の担当官に電話で本当の内容を報告させていただきました。
労災担当官もすぐに動いてくれて、おケガをした本人に電話で聞き取りをしてくれました。
また、工事をしている遠方の会社にも労災担当官が電話で指導してくれました。
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