復職しないで転職する_転職ナビ

質問:復職しないで転職したい場合

現在48歳の男性です。

上司のパワハラが原因で適応障害となり、メンタルクリニックに通っています。
主治医の指示のもと、2か月前から休職しています。

適応障害は職場環境が変わらなければ再発しやすいという話を聞きました。
会社の業績は近年悪化しており、将来性がないと思うので、未練はありません。
そこで、今の会社に復職するのではなく新しい会社に転職したいと思っています。

いつ頃から転職活動をしていけばいいでしょうか?
子供の教育費が一番かかる時期なので、退職のブランクは作りたくないと考えています。

 

回答:転職活動を始めるタイミングは主治医の先生と相談して決めましょう

まずは主治医の先生の指示に従って治療に専念しましょう。
今のあなたはパワハラ上司の攻撃により、心身が疲れ切っている状態です。
パワハラ上司というストレスの原因から距離をとり、まずは健康な心身を取り戻しましょう。

お子さんの教育費のことなどが気がかりで焦る気持ちが出てきてしまうかもしれませんが、疲弊している精神状態では正常な判断ができないことがあります。
転職は人生の大きな転機です。
まずはよく休み、心身を健康にしてから取り組むのが転職成功への近道となります。

適応障害で睡眠障害の症状が出ていると、なかなか夜の決まった時間に就寝し、朝に起床するということができなくなることがあります。
布団に入っても寝付けなかったり、夜中に何度も目が覚めてしまったりすることもあります。
そんな時はまずは無理をせず、ご自分の心と体をしっかりと休めるために眠れる時間に休息をとるようにしてください。
その結果、昼夜逆転してしまうという方もいます。
治療が進み、睡眠障害の症状が軽快してきましたら、徐々に昼夜逆転生活から抜け出していきましょう。
休職中ですから朝早く起きて会社に行く必要はないのですが、それでも毎朝決まった時間に起床し、顔を洗って朝ごはんを食べましょう。

転職活動を開始するタイミングについては、メンタルクリニックの主治医の先生と相談して決めましょう。
転職活動の第一歩は、あなたのキャリアの棚卸しと自己分析です。
ノートを1冊用意し、今まであなたが取り組んできた仕事を時系列に沿って書き出していきます。
休職直前にやっていた仕事から、入社時までさかのぼっていきましょう。
一通りの書き出しが終わったら、その中で自分が好きな仕事、得意だと思う仕事、周りから褒められた仕事上のエピソード等を思いつくままにどんどん書き出していってください。
苦手な仕事や今後はやりたくないと思っている仕事も、思いついたら書き出していきましょう。

転職活動をするにあたって、避けるべき職種が明らかになります。

もちろんパソコンやスマートフォンのメモ帳機能などを使っても構わないのですが、私としてはノートとペンを使って自分の手を動かして書き出すことをお勧めします。
自分の手を動かしていくことで、だんだんと頭の中が整理されていく感覚が味わえると思います。

書き出し作業をすることで、あなたがどんな仕事を探していくべきか、転職市場でどのように自分を売り込んでいくべきか(あなたの強み)が明らかになってきます。

この作業が終わりましたら、実際に求人を探していきます。

まずは、ハローワークの求人票で探すことをお勧めします。
ハローワークで仕事を探す方法は、ハローワークまで出向く方法と、自宅のパソコン等からハローワークインターネットサービスにアクセスする方法の2つがあります。
ご自宅近くにハローワークがあれば、実際に出向くことをお勧めしたいと思います。
適応障害で休職していると、どうしても自宅にこもりがちです。
規則正しい生活をする上でも、午前中はハローワークに出かけるという習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
外へ出かけて行って太陽の光を浴びると、セロトニンの分泌が促されます。
セロトニンには精神を安定させてくれる働きがあるので、天気の良い日はぜひ外へ出かけてみてください。

ハローワークにあるパソコンで求職情報を入力するのですが、その時にキャリアの棚卸しと自己分析でまとめた内容が役立ちます。
求職情報の入力が終わりましたら、相談窓口で求職申込み手続、職業相談を行います。
その際、担当者の方に直接、転職について相談ができます。これがハローワークの強みです。
あなたが良いなと思った求人で、募集要項に記載されたスキルをあなたが満たしていないという場合でも、諦めずに担当の方に相談してみてください。

ハローワークの職員の方が企業側に交渉してくれるため、募集できる場合もあります。

ハローワークと並行して転職エージェントサービスを使うこともお勧めします。
転職エージェントは、あなたが内定をもらった企業からエージェント会社に対して報酬が支払われるシステムなので、あなたは無料で利用することができます。
エージェントの方にも様々なタイプの方がいますから、何社か登録して自分と相性の合うエージェントを探してみましょう。
転職エージェントに登録するタイミングは、履歴書と職務経歴書の作成が済み、主治医の先生から転職の面接に行っても大丈夫と判断してもらってからにしましょう。

エージェント会社でお勧めなのは、【パソナキャリア】(PR)です。

総合人材サービスの先駆者的存在なので、採用企業と求人に対する情報量が圧倒的に豊富です。

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☆手厚いサポートが売りで、履歴書や職務経歴書の添削も丁寧に行ってくれます

☆相性の合うエージェントの方は強力な味方になってくれます

休職期間中は、健康保険の傷病手当金の申請をしましょう。

傷病手当金は、最大1年6か月申請できます。

もちろん治療が最優先となりますが、できれば傷病手当金が切れるまでに次の仕事が見つかると安心できますね。

焦って転職活動を進めて症状が悪化してしまうといけませんから、主治医の先生に転職の時期について相談しながら進めていきましょう。

先ほど紹介したハローワーク求人、転職エージェントサービス以外にも、転職サイト登録、人脈による転職活動、転職フェアの参加など、様々な手段を使っていきましょう。

内定をもらって新しい会社で働き始める際も、無理は禁物です。

まずは新しい職場に馴染むことを一番の目標とし、毎日コツコツやっていきましょう。

☆転職サイトに未登録の方は、業界大手、手厚いサポートの【DODA】(PR)に登録必須です

☆通勤時間を短くしたい方は【はたらいく】(PR)に登録しましょう

☆それぞれ掲載されている求人は異なるため、転職サイトには複数登録することをおすすめします

 

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文責 社会保険労務士 松井 宝史 2022.11.14

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