質問：転職で簿記の資格は有利か
日商簿記の資格は、転職に有利になると言われていますがいかがでしょうか？
３年前に日商簿記３級の試験を受けて落ちてしまいました。
転職に有利であれば、勉強しなおしてもう一度受けてみようと思っています。
日商簿記３級が受かったら、２級にもチャレンジしようと思っています。
細かい数字を扱う仕事は好きなので、そのような仕事に就きたいとも思っています。
回答：日商簿記の資格が有利かどうかは、就く職種によって違ってきます。
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すると経理の仕事を任せられる人材を求めている企業が出てきます。
そこで条件を見てみると、「簿記2級以上の資格」となっているところがほとんどです。
このように簿記の資格が必要な職種ですと、２級まであることで初めて選考の対象者となることが分かります。
あなたが数字を扱うことが好きであれば、もう一度勉強をして３級、そして２級の資格を取得するのもいいと思います。
簿記は、会社の経営活動を記録し、計算、整理して、経営成績と財務状況を明らかにしてくれます。
会社の活動を適切に把握し、経営管理をしていくために必須の知識となります。
どの会社であっても必要な職種なので、資格を取っておけば転職先の幅はぐっと広がります。
あなたがもし在職中であれば、勉強時間を捻出するのは大変かもしれませんが、生活が安定している間に簿記の勉強をし、資格を取得してから転職活動を始めるのがいいのではないかと思います。
また、簿記２級に合格していれば、税理士試験の必須科目「簿財（簿記論・財務諸表論）」の内容も理解しやすくなります。
簿記の勉強をしていてそれが苦痛でなかったというのであれば、更に一歩踏み込んで、税理士の資格を目指してみるのもいいと思います。
