25歳の女性です。
現在勤めている会社は大学卒業後に入社し3年が経ちました。
今の会社では出版物の生産管理の仕事をしておりますが、残業が多く、出版の締切り近くになると夜遅くまで仕事をしなければなりません。
月の残業時間は、休日労働を含めて100時間を超えています。
生産管理の仕事は嫌いではないのですが、勤務がきついと感じています。
そろそろ身体の限界かなと思うこともあります。
友達と遊びに行きたいと思っても、休日は身体を休めることを優先せざるを得ない状況です。
転職するならば、転職エージェントを使うといいよ、と友達に言われたのでネットで登録しようと思っています。
今後、どのように進めたらいいでしょうか?
出版業界も好きですが、最近はそれにこだわらなくてもいいように思っています。
長時間労働のストレスが原因で勤務がきつい場合は、体を壊してしまう前に、早急に転職の準備に入ることをお勧めします。
夜よく眠れないとか、食欲がなくなってきたなどの症状が出る前に行動をしていきましょう。
生産管理の仕事が嫌いではないとのことでしたら、他の業界の生産管理の仕事を探すのも良いと思います。
生産管理の仕事は物を作る会社にとって欠かせないため、その経験とスキルは重宝されるはずです。
まず転職活動の基本である、あなたの今までの仕事の棚卸と自己分析をおこなっていきます。
残業が多く、自己分析の時間を確保するのも難しいかもしれません。
どこかで休日を1日使って、今まで自分がやってきた仕事を振り返り、書き出していきましょう。
その後、仕事のスキルを書き出していきます。
仕事のスキルは、まずは思いつくままにノートに書き出し、まとめていきましょう。
一度書いたものは消さず、とにかく手を動かし書き出していきましょう。
この作業をしながら、自分は今後どのような職種で働いていきたいかということも考えていきましょう。
頭の中だけで考えるとまとまりませんので、ノートに思いつくまま書いていってください。
どんな職種があるかは、転職サイトに登録して情報を集めていきましょう。
【DODA】(PR)は求人情報も豊富で、サイトが使いやすいためお勧めです。
あなたが知らなかった職種もあるかもしれませんね。
その後に応募書類である履歴書、職務経歴書を作成し、転職エージェントに登録して、アドバイスをもらい応募先を紹介してもらいましょう。
転職エージェントの方には、紹介してくれる会社が長時間労働をしていないかどうかを確認しておきましょう。
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総合人材サービスの先駆者的存在なので、採用企業と求人に対する情報量が圧倒的に豊富です。
いつでも登録できると思っていても、長時間労働で心身が疲弊していくとうつ状態となり、気力が失われて何もできない状態になってしまいます。
そのような状態になる前にまずは登録し、あなたと相性の合うエージェントの方を探していきましょう。
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長時間労働の会社からの転職は早めに
長時間労働が常態としてある会社は、ブラック企業だと私は考えています。
長時間労働の場合は、どうしても睡眠時間が削られます。
人間が生活するうえで大切な、睡眠の質が低下してしまうのです。
それが原因で、うつ病などの精神疾患を発症したり、脳梗塞や心筋梗塞なども発症したりすることがあります。
長時間労働が原因でうつ病になった方の労災申請を社会保険労務士として手がけたことがあります。
また、長時間労働とパワハラが原因でうつ病になって自死した方の労災申請を手がけたこともあります。
心臓疾患や脳疾患になった方の労災申請も何度か手がけたことがあります。
心臓疾患や脳疾患の場合、残業時間の基準がうつ病の場合よりも短く、月平均80時間で認定されます。
最近では、連続勤務がある場合は、月平均70時間超でも認定されるようになりました。
どちらの疾患も重い障害が残ってしまうことがあります。
睡眠時間を削ってまで働かなければならないような労働環境の悪い会社からは、早め早めに転職または退職をしてください。
うつ病の労災申請を手がけた私からのご提案です。
転職サイトを有効に使いましょう
あなた自身でも職種と地域を絞って、転職サイトで会社を探していきましょう。
転職サイトには、できれば3社ほど登録することをお勧めします。
転職サイトに登録をしておくとあなたが希望する条件に合った求人情報がメールで送られてきますので、気に入った会社名をノートなどに書き出していきましょう。
毎日遅くまで仕事をしていると転職について考える時間もなかなか取れないかもしれませんね。
会社の休みを有効に使って情報を集め、履歴書や職務経歴書を作成していきましょう。
履歴書は5枚程度書いておきましょう。
写真は第一印象を決める大事なものですから、写真館でプロのカメラマンに撮影してもらいましょう。
少しお金はかかりますが、駅などにある証明写真機で撮影した写真よりも好印象を与えることができるでしょう。
職務経歴書はパソコンで作成し、応募する会社によってマイナーチェンジをしていきます。
転職サイト経由で応募する会社が決まった場合も、面接の時などに労働時間(どのくらい残業があるか)を確認してください。
2019年4月からは、有給休暇が10日以上ある方について、年間5日は最低でも取得が義務付けられました。
入社して3年6か月経過していれば、有給休暇は14日あるので、この有給休暇は、採用面接に行く時に使ってみましょう。
有給休暇を使う目的を上司に言う必要はありません。
転職先の情報を集めて、転職サイトの求人情報で応募をしたり、転職エージェントの紹介で書類選考が通れば面接へと進んでいきます。
出版業界は、どうしても締め切りに追われて長時間労働になりやすいので、出版業界にこだわらず探した方がいいかもしれませんね。
今までの仕事の経験は、あなたの職業生活において決して無駄にはなりません。
そのようなことを考えながら、あなたに合った会社に応募してみましょう。
最後は、あなたが決めることになります。
転職がうまくいきますように!