上司からパワハラを受けており、5年勤めた会社を辞めて転職したいと考えています。
今勤めている会社は上司が結構きつく、小さなミスを同僚の前で執拗に叱責されることが多々あり、精神的に参ってしまいました。
またパワハラだけでなく、時間外労働や休日出勤が多くあります。
睡眠時間も足りていませんし、最近では朝目が覚めても会社に行くのが憂鬱で体が重く感じてしまいます。
そのため転職後はブラック企業ではない会社で働きたいという気持ちが強くあります。
転職活動をしていく中で、応募先の会社がブラック企業かどうか分かる方法はないでしょうか?
睡眠不足であったり、会社に行きたくないという気持ちになっている時点で、あなたの心はSOSを発しています。
次はブラックではない、気持ちよく働くことのできる会社に勤めたいですよね。
そのために、転職活動を進める中で一つずつ確認しながら、あなたに合った会社かどうかを判断していくことが大切です。
ブラック企業を避ける方法としては、以下の5つがあります。
まずは求人情報から読み解いていきましょう。
以下のような場合はブラック企業である可能性が高いと言えます。
転職サイトやハローワークにいつ見ても求人が出ているような会社は、入社した社員がすぐに辞めてしまい、人が定着しないブラック企業かもしれません。
ブラック企業は人の出入りが激しいものです。
常に人手不足を抱えているため、自然と社員の労働時間は増えていってしまいます。
また、常に求人が出ているような会社の場合は、求人内容が以前と変わっていないかチェックしてみるのも良い方法です。
ブラック企業は総じて、求人情報と入社後の実態が異なることが多いものです。
入社さえさせてしまえば何とかなる、とでもいうつもりかもしれません。
そのため、求人内容がコロコロと変わるような会社は避けておくのが無難でしょう。
これも上記と同様に、社員がすぐ辞めてしまって定着しない、常に人手不足の会社だという可能性があります。
求人情報に「新規事業立ち上げ」や「新店舗オープン」等の記載があれば、一度にまとまった人数を採用したいという合理的な理由がありますが、そのような記載がない場合は注意が必要です。
給与が低い場合は言うまでもありませんが、高すぎる場合も要注意です。
給与を高く記載しないと応募者が集まらないようなブラック企業である可能性があります。
入社時の給与は高くてもその後の昇給が一切ないというケースや、給与に残業代があらかじめ含まれているというケースもあります。
求人情報に具体的な業務内容が明記されていないということは、具体的に記載すると応募者が集まらないような業務内容だという可能性があります。
そもそも入社後に自分がどのような業務を担当するのか具体的に分からないと、応募するのも躊躇われます。
それでも応募してみたいという場合は、面接の場で具体的な業務内容について質問してみてください。
曖昧な答えしか返ってこず、具体的な業務内容を教えてもらえない場合は要注意です。
まずは転職サイトに登録し情報を集めていきましょう。
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求人情報には目立った問題がない場合はひとまず応募してみて、面接の場でブラック企業ではないかどうか確認していきましょう。
面接の時間になっても担当者が現れず、面接がスタートしないということがあります。
数分程度であればまだしも、数十分も遅れて現れて、謝罪や遅刻の理由もなしに面接が始まるという場合は要注意です。
時間を守るという当たり前のことができないということは、会社全体にも労働時間を守るという意識が低く、長時間労働が横行している会社である可能性があります。
面接の場でぜひ、「今回の募集はどのような理由でしょうか」と質問してみてください。
まともな会社であれば、「社員の労働環境をよくするための増員」であるとか、「新規プロジェクトが展開されるため」といった理由を答えてくれるはずです。
ブラック企業の採用担当者がこの質問に対し、「人がすぐ辞めちゃって定着しないんだよね」などと答えるわけはありませんよね。
「守秘義務があるので答えられません」などと突っぱねられてしまったら要注意です。
面接の最後にはほとんど必ずと言っていいほど担当者から「何か質問はありますか?」と尋ねられます。
その際、職場の残業時間が月平均でどのくらいあるのか聞いてみてください。
相手が言い淀んだり、曖昧に濁されるようですとかなりの長時間労働が疑われます。
例えばブランク(無職)期間があるとか、転職回数が多いといった、採用担当者であれば誰しも理由を聞きたくなる点について突っ込んだ質問をしてこない場合は要注意です。
そのような会社は、とにかく誰でもいいから採用したいと考える、人手不足に悩まされているブラック企業である可能性があります。
面接の場として指定されるのは、必ずしも会議室のような個室とは限りません。
実際に社員が働いているフロアの片隅をパーテーションで区切っただけの場所であったり、工場の片隅などということもあります。
いずれの場合であっても、物が乱雑に置かれていたり、整理整頓されていない場合は好印象とはなりませんよね。
職場を整理整頓する余裕が時間的にも精神的にも残っていない、社員が疲弊している状態である可能性があります。
求人情報でも面接でも怪しい点はなかったが、それでもまだ心配という場合は職場見学がブラック企業かどうかを判断する最後のチャンスとなります。
職場見学は、企業側の担当者と面接の日程調整をする中で、面接当日に見学させていただけないでしょうかと依頼するといいでしょう。
もちろん先方の都合が悪い場合もありますので、その時は他の日程を指定してもらいましょう。
残念ながらセキュリティの問題等を理由に見学を断られてしまう場合もありますが、はじめから諦めずに依頼してみましょう。
職場見学が許可されたら、以下の点をチェックしてみてください。
職場見学では、面接を行った会議室等から出て、実際に社員が働いている場所を見せてもらうことになります。
まずは部屋に入ったときの第一印象を大切にしましょう。
嫌な感じがしなければ第一関門突破です。
長時間労働が常態化しているブラック企業では、オフィスの環境整備にまで気を配る余裕がなくなります。
社員のデスク周りが乱雑であったり、トイレが清掃されていないようであれば、社員が長時間労働で疲弊している状況が疑われます。
ブラック企業で働いていると、パワハラに精神を蝕まれたり、長時間労働で睡眠不足になったりして、いきいきと働くことができなくなってしまいます。
職場で実際に働いている社員の顔を見てみてください。
長時間労働で疲弊していれば顔色が悪くなりますし、ひどい場合は帰宅できず会社に寝泊まりしていて、シャツはよれよれ、髪はボサボサなんてことがあるかもしれません。
パワハラのある職場で働いていれば自然と表情が暗くなります。
上司と話している社員の顔がこわばって委縮しているようでは、パワハラが潜んでいる可能性があります。
また、廊下ですれ違った社員に挨拶をして、どのような反応が返ってくるかも見ましょう。
快活に挨拶を返してくれる社員が何人もいれば安心です。
一方で、挨拶を返してくれなかったり、怪訝な顔をされるような場合は要注意です。
職場見学では、あなたが入社した場合に配属される予定部署の上司となる人との面談の時間が設けられることがあります。
短時間ではあると思いますが、直接話してみて上司となる人が信用できそうかどうか見てみましょう。
もしも苦手なタイプだと感じた場合は、内定を辞退することも検討した方がいいかもしれません。
職場見学とは異なりますが、夜に会社の近くまで行ってみてください。
オフィスの照明がついているかどうかで、残業の実態を把握するのです。
残業が月平均40時間であれば、1日あたり2時間の残業です。
まずは午後8時頃に様子を見に行き、オフィスや工場の照明がたくさん点いていれば、1日2時間を超える長時間労働が疑われます。
別日に、午後9時頃に様子を見に行ってみましょう。
遠方の会社ですと難しい方法ですが、可能であれば残業の実態を把握できるとても良い方法です。
転職エージェントの方は転職市場を熟知しており、求人を出している企業についても詳しく知っています。
あなたが今の会社でパワハラと長時間労働に悩まされており、次の会社ではそのようなことを避けたいと思っていることを転職エージェントの方に伝えましょう。
良い転職エージェントの方であれば、あなたに寄り添って会社を選別してくれます。
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口コミサイトを利用する
転職先についての口コミサイトも積極的に活用していきましょう。
【転職会議】(PR)などの口コミサイトを見てみますと、いくつかの視点でその会社の口コミが書かれています。
会社の総合評価から始まって、仕事のやりがい、面白み、年収、評価制度、ワークライフバランス、入社理由、入社後に感じたギャップ、退職理由、退職検討理由などです。
その中でも特に「ワークライフバランス」、「入社理由、入社後に感じたギャップ」、「退職理由、退職検討理由」の個所をしっかり確認してみましょう。転職会議は、2021年に「投稿ガイドライン」を改定し、口コミの審査基準について見直しを行ったと発表しました。
投稿された全ての口コミは、この投稿ガイドラインに照らして内容を確認してからホームページにアップされています。
もちろん全ての書き込みを鵜呑みにすることはできませんが、複数人が同様の書き込みをしている事項に関しては信憑性が高いと判断できるでしょう。☆企業の口コミ、評判を知りたいときは【転職会議】(PR)です
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転職会議の上手な使い方
転職会議の口コミは、会員登録をしないと閲覧することができません。
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全ての口コミを見るためには「口コミパス購入」「口コミ投稿」の2つがありますが、どちらも39日間という制限があります。
そのため、転職サイトで求人情報を収集して、応募する会社を絞り込んでから、【転職会議】(PR)に登録するのがポイントとなります。
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ですので、他の転職サイトで情報収集した後に、転職会議でも求人情報を収集してみましょう。
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文責 社会保険労務士 松井 宝史 2023.02.04
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