転職した場合の出産手当金と育児休業給付金,出産育児一時金_まつろむ流転職の考え方

質問:転職の出産手当金と育児休業給付金、出産育児一時金

転職の場合の出産手当金と育児休業給付金、出産育児一時金について教えてください。

結婚して、6か月経ちました。

現在、正社員で働いている女性です。

現在の会社は入社して5年経ちましたが、結婚して転居したことにより通勤時間が1時間以上かかるようになってしまいました。

転居先に近い会社を探して転職しようか迷っていますが、出産手当金と育児休業給付金について気になっています。

回答を以下にまとめました

文責 社会保険労務士 松井 宝史 2022.07.09

回答1:出産手当金(転職)について

会社を退職する場合、出産手当金を受給するためには以下の2点の要件をいずれも満たしている必要があります。

  1. 被保険者の資格を喪失をした日の前日(会社を退職した日)までに継続して1年以上の被保険者期間(健康保険任意継続の被保険者期間を除く)があること。

  2. 資格喪失時に出産手当金を受けているか、または受ける条件を満たしていること。

つまり、退職まで1年以上続けて勤務していて、かつ、退職日に産休を開始していれば、出産手当金を受給することができます。

但し気を付けなければならないのが、退職日に出勤していると、退職後の出産手当金を受給できなくなる点です。

引継ぎなどで退職日も出勤を求められるケースがありますが、出産手当金を受給できなくなってしまうので注意しましょう。

妊娠して分娩予定日が分かったら、産前休暇をいつから取るのか職場の上司と打ち合わせをしましょう。

出産を理由に退職を強要することは、男女雇用機会均等法第9条違反となります。

男女雇用機会均等法に基づく紛争解決援助(厚生労働省のページです)

労働基準法第19条では、産前産後の女性が休業している間およびその後30日間は、原則として解雇できません。

少子高齢化がますます進む日本では、出産する女性を国としても絶対に守る必要があります。

産前休業(出産予定日前6週間、多胎妊娠の場合は14週間)で休業すると、あなたと会社の双方につき社会保険料が免除されます。産後休業も同様です。

会社の担当者が社会保険料の免除の手続きをしてくれます。

また、出産手当金は、産前分、産後分など複数回に分けて申請することも可能です。

ただし、事業主の証明欄については、毎回証明が必要です。

なお、医師または助産師の証明欄は1回目の申請が出産後であり、証明によって出産日等が確認できたときは、2回目以降の申請書への証明は省略可能になります。

出産手当金の申請で注意すること

出産手当金は、出産予定日以前42日前から、出産日の翌日以後56日目までの範囲内で、会社を休んだ期間に対して支払われます。

そのため、出産手当金は、原則として産後56日を経過してから申請をします。

出産予定日よりも遅く生まれた場合は、遅れた日数分も申請することができます。

出産予定日よりも早く生まれた場合は、実出産日の42日前から、遅く生まれた場合は、出産予定日の42日前から請求をすれば、請求忘れがありません。

その場合、出勤した日は、勤務状況欄で記入します。その日の分はもらえませんが、請求漏れは防げます。

時給制の方の場合は、産前の期間、出勤日と出勤日にはさまれた公休日も支給対象となることがあります。

また、産休開始の翌日から2年を過ぎてしまうと、過ぎた日数分だけ受給額が減額されてしまいますので、注意が必要です。

女性のための転職サイト一押しのとらばーゆをご紹介します。

ぜひ、サイトを見ていただければと思います。

女性のための転職サイト『とらばーゆ』

回答2:育児休業給付金について

育児休業給付金は、育児休業が終了した後に職場に復帰してくれることを前提とした給付金ですから、退職した場合には受給できません。

但し、育児休業を続けているうちに、子供の養育の関係などでやむを得ない事由で職場に復帰できなくなった場合は受給できます。

また、新しい会社に入社していたとしても、原則として育児休業開始前2年間に賃金支払基礎日数11日以上が12か月あることが要件となります。

つまり、入社してすぐの出産では育児休業給付金が受給できない可能性があるのです。

最低でも、1年間は働いていないと駄目になってしまいます。

通勤時間が長くかかるようになり大変な面もあると思いますが、あなたの場合はできればこのまま今の会社に勤務する方がいいと思います。

出産手当金については、全国健康保険協会の「出産手当金」のページに詳しく記載されています。

育児休業給付金については、ハローワークインターネットサービスの「育児休業給付金」のページをご確認ください。

回答3:出産育児一時金について

出産育児一時金の給付額の引き上げが提案されています。

そもそもどのような制度かを解説します。

そもそも、「正常な出産」は健康保険の療養の給付(健康保険証を使っての治療)の対象にはなりません。

「自費診療」扱いであり、一時に非常に高価な費用が掛かるため、出産費用の補助として用意された制度が「出産育児一時金」です。

被保険者の出産の場合・・・出産育児一時金

被扶養者の出産の場合・・・家族出産育児一時金

会社を退職した場合の出産育児一時金

退職してご主人の扶養になった場合、条件が満たされていれば、自分が加入していた健康保険に対して出産育児一時金を請求することができます。

又、同時にご主人の方で、家族出産育児一時金の請求ができます。

この場合、出産育児一時金をどちらに請求するかは本人が選べることになっていますが、原則は、出産日に資格のある保険者に請求をすることになっています。

金額:42万円 (産科医療補償制度に加入していない施設での出産では40.8万円)

産科医療補償制度は、医療機関が加入する制度で、加入医療機関で制度対象となる出産をし、万一、出産時の何らかの理由により重度の脳性まひとなった場合の補償制度です。
健康保険での出産とは:妊娠4か月(85日)以上を経過した後の出産(死産等を含む(ただし、妊娠12週を経過していること))

早産、死産、流産、人工妊娠中絶等22週未満の場合は、40.8万円のみとなります。 

1児につき42万円ですので、多胎の場合は、42万円×胎児数 となります。

便利な直接支払制度について

出産費用として事前にまとまった額を用意しなくても済むのが「直接支払制度」です。

この制度は、出産育児一時金の金額を上限として、協会けんぽ・健保組合から医療機関に出産育児一時金を直接支払うものです。

この制度の利用を希望しない場合は、出産後に被保険者から協会けんぽ・健保組合に申請すれば、協会けんぽ・健保組合から被保険者に支給されます。

なお、正常分娩ではない場合は健康保険の療養の給付の対象となりますので、高額療養費の請求ができます。

帝王切開の場合も高額療養費の対象ですので、あらかじめ帝王切開と分かっている場合は、「健康保険限度額適用認定証」を準備しましょう。

質問:会社を退職しましたが、退職後に出産した場合でも在職中の健康保険での被保険者出産育児一時金を申請できますか?

答え:次の要件をすべて満たしているときに資格喪失後の給付として協会けんぽから出産育児一時金を受けることができます。

  1. 妊娠4ヵ月(85日)以上の出産であること。
  2. 資格喪失日の前日(退職日)までに継続して1年以上被保険者期間(任意継続被保険者期間は除く)があること。
  3. 資格喪失後(退職日の翌日)から6ヵ月以内の出産であること。

※資格喪失後の給付は被保険者であった人の出産が対象となり、被扶養者であった家族の出産は対象外です。

「直接支払制度」を活用したい場合は、協会けんぽが発行する「健康保険被保険者資格喪失等証明書」を医療機関等へ提示する必要があります。

女性の方は、転職サイトに登録して情報収集をしておきましょう

結婚した女性の方は、いつ妊娠して出産の準備に入るか分かりません。

結婚して、出産で忙しくなる前に転職サイトを見て求人情報を集めてみましょう。

出産・育児に理解ある会社かどうかも事前にチェックしておきましょう。

転職サイトの中では女性向けの「とらばーゆ」がお勧めです。

登録は、5分でできます。

女性のための転職サイト『とらばーゆ』

育児の法ちしき(社会保険労務士法人愛知労務のページです)


ご相談は、下記バナーからお願いします。

転職面接を知るに戻る

目次

仕事探しの方法

転職面接

求人応募までの準備

応募書類突破法

転職面接の準備

面接で聞かれる質問

転職・求人サイト情報

退職の準備

パワハラなんて無くなれ

雇用保険

運営者情報

サイトマップ

当サイトはリンクフリーです。管理人の許可なく自由にリンクを張って頂いて問題ございません。