質問：退職理由を聞かれたときは？
転職活動中の２８歳の男性です。
今は中堅の建設会社に勤務しています。
転職理由は、キャリアアップしたいことと、今の労働環境から抜け出したいことです。
残業や休日出勤が多い一方で、昇給はここ３年ほどありません。
仕事は、営業と現場の施工管理などをやっています。
体力を使う仕事ですが、仕事内容は気に入っています。
転職の面接で今の会社の退職理由を聞かれた際、「残業が多い」とか「給与が上がらない」等の理由を言うのはマイナスでしょうか？
回答：転職の面接の場では、キャリアアップしたいのが転職の理由とお話しするのが一番だと思います。
転職の面接の場では、前の会社を辞める理由は必ず聞かれます。
その際、残業の多さや給与が上がらないことを正直に話してしまうと、どうしてもネガティブなイメージを与えてしまいます。
退職理由の内容がネガティブなものであると、「うちの会社に入社してもまたその理由で辞めてしまうかもしれない」と面接担当者に思われる可能性があります。
あなたの場合はキャリアアップをしたいというポジティブな理由がありますので、そちらに焦点を当ててください。
施工管理技士の資格を取って、営業よりも施行管理の仕事に比重をおいていきたいなどとお話ししてみてください。
現在の仕事のスキルの延長線上で専門性を高め、さらに幅広く経験をしていきたいとお話しするのが一番だと思います。
まずはあなたの現在の仕事のスキルをノートなどに書き出してみてください。
それが終わったら、応募する会社のホームページや応募要項を確認していきます。
応募会社が求めているスキルとあなたの持つスキルに重なる部分があれば、その部分のキャリアの積み上げをしていきたいとアピールしましょう。
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☆十分に練習、下準備をしてから面接に臨みましょう
転職活動は、できるだけ今の会社に在籍したまま進めましょう。
退職をしてからの転職活動ですと、なかなか内定がもらえない場合に焦りが生じてきます。
焦りから心の余裕がなくなり、キャリアダウンしかねません。
まずは在職中に【DODA】（PR）などの転職サイトに登録し、あなたの希望する職種、地域で絞り込んで検索してみてください。
残業や休日出勤も多いということなのでなかなかまとまった時間を取ることができないかもしれませんが、今の労働環境を抜け出すために動き出しましょう。
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文責 社会保険労務士 松井 宝史 2022.10.24
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