今いる会社のパワハラがひどく転職しようか迷っています。
会社のパワハラ相談窓口に相談したところで改善されるかどうかも分かりませんし、相談に行ったことが上司にバレることも心配なので相談していません。
上司からは毎日、理不尽なことで大声で怒鳴られています。
先日は些細なミスをしただけで「こんな間違いをするようなやつは辞めてしまえ!」「お前は給与泥棒だ」などと、同僚がいる前で言われました。
上司に会議室に呼び出されて、丸半日怒られる日もあり、そんな日は泣き出しそうなのをぐっと我慢していますが、家に帰ってからは思い出して涙が出てきてしまいます。
心もだいぶ痛めつけられていて、もう限界だと思っています。そろそろ転職しようか迷っています。
残念ながら、パワハラ行為をする上司は簡単には改心しません。
あなたは心が痛めつけられ、適応障害やうつ病になる可能性が高い状態だと思われます。
ここはパワハラ上司と距離を取るために転職することを決意してから、社内のパワハラ相談窓口に行ってみてください。
パワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)により、令和4年4月1日からは中小企業にもパワハラ相談窓口を設けることが義務付けられました。
上司にバレてパワハラが一層ひどくなることが心配でしたら、社外にも相談窓口がありますので、そこで相談しましょう。
厚生労働省(総合労働相談コーナー)
あまりにも心が折れそうであれば、一週間会社を休むことをお勧めします。
休む理由は何でも構いません。
休んでいる間に、外部の相談窓口に相談に行きましょう。
それと同時に、転職活動の準備に取り掛かってください。
できれば在職中に次の会社の内定をもらうのがベストですが、あなたの心と体の状況によっては、退職してから次の就職先を探すのもやむを得ないと思います。
メンタルがやられてしまってからでは遅いので、退職を決意し、退職願でなく退職届を至急準備してください。
適応障害やうつ病になってからだと、治療に時間がかかります。
再び社会活動に戻るにも相当な期間を要しますので、そうなる前にパワハラ上司のいる会社から退職しましょう。
いますぐパワハラ上司から距離を取りましょう。
心が痛んでうつ状態や睡眠がうまく取れない時は、かかりつけの内科の病院を受診してみましょう。
そして、すぐにでも転職活動に入っていきましょう。
今いる会社のことは忘れてください。
退職日も就業規則を確認して、最短日を選びましょう。
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今の仕事が向いていないと思ったときは
世の中には様々な仕事がありますが、その中から自分に向いている仕事を見つけるのはなかなか難しいものです。
仕事の向き・不向きは誰にでもあり、今の仕事は自分に向いていない、と悩んだ経験のある人はとても多いです。例えば人とコミュニケーションをとるのが得意ではないのに、接客業や営業職に就いている場合など、自分の性格と仕事内容が合っていないと「向いていない」と感じてしまいます。
その他にも、自社で取り扱っている商材に興味が持てない場合、顧客を大切にしたいのに数字ばかり求める社風にストレスを感じる場合などもあります。
自分の持っているスキルを活かせない、やりがいがないと感じられる仕事も、あなたに向いている仕事とは言えません。
また、職場に苦手な人がいる、人間関係が悪くて辛いという場合は、仕事内容というよりその職場環境が、あなたに合っていないということになります。
そのような職場で無理をして仕事を続けていけば、いつかストレスであなたの心身が壊れてしまいます。今の仕事や職場が自分には向いていないと思ったら、無理をせず、自分に向いている仕事を探すために動き出しましょう。
誰にでも向いている仕事が必ずあります。向いている仕事とは、自分のスキルを発揮できる仕事、周りから評価され自己肯定感の上がる仕事です。
自分のスキルを発揮できると、周りの役に立ち、顧客や同僚から感謝されますよね。
感謝されると誰もが嬉しいですし、自信につながります。
そうすると仕事が楽しくなったり、やる気が出てきます。
前向きな気持ちで仕事に取り組むことができれば、毎日が充実していきます。自分に向いている仕事を探すにあたっては、まず今までの職業人生を振り返ることから始めましょう。
今の会社に入社してからやってきた仕事を振り返り、「この仕事をしていた時は楽しかった」とか「褒められてうれしかった」という具体的なエピソードを掘り起こし、ノートに書き出していってください。
転職経験があれば、転職前の会社での仕事内容も振り返ってみてください。
出てきたエピソードから、あなたの強み、長所が分かってきます。
強みや長所を活かせる仕事こそが、あなたに向いている仕事です。また、自分の性格についても一度見直す時間を設けましょう。
一人でコツコツと仕事を進めたいタイプなのか、仲間とのチームワークを大切にしたいタイプなのか。
細かい作業や数字を扱うことが得意なのか、苦手なのか。
人と話すことが好きで顧客回りが向いている性格なのか、あまりおしゃべりなタイプではないので社内で静かに仕事をしたい性格なのか、等です。上記の内容をノートにまとめたら、転職エージェントやハローワークで、自分に向いている仕事について相談してみましょう。
エージェントの方やハローワークの職員の方は、様々な種類の仕事を知っています。
あなたが知らなかった種類の仕事を提案してもらえるかもしれません。相談する際は、あなたが苦手だと感じていることも伝えましょう。
例えば「人と話すことが苦手」と伝えておけば、接客や営業の仕事は紹介される可能性が低くなるなど、消去法で選択肢を絞ることができます。
せっかく相談したのに得意ではない仕事を紹介された、とがっかりしたくありませんよね。
どうしても苦手なことがある場合は、はっきりと伝えておくことでミスマッチを防ぐことができます。転職活動をする際は、前向きな気持ちで挑んでいきましょう。
「この仕事が苦手だったから辞めることになった」と後ろ向きになっていては、気持ちはどんどん落ち込み、あなたの良いところまで輝かなくなってしまいます。
「今度はこの仕事をしたい」、「次の会社ではこんな風に働きたい」と前向きな気持ちで進んでいきましょう。
職場にパワハラ上司がいるときは
私は現在、発達障害の方の障害年金申請を多数手がけています。
申請手続きの中で、日常生活の中で苦手なことを申請者の方やご家族に記入していただく場面があります。
その中で多く目にするのが、他人とのコミュニケーションがうまく取れないという点です。
具体的には、自分から挨拶やができない、話しかけられない、といったことがあります。
上司に話しかけることが苦手で、仕事の報告もままならないという方もいらっしゃいます。また、予定と違った出来事が起きるとパニックになるという方も多くいらっしゃいます。
臨機応変な対応が苦手で、上司から予定外に急ぎの仕事などを頼まれると、パニックになって思考停止してしまうそうです。最近は顧問先の企業からハラスメント研修を依頼されることが増え、パワハラなどについてお話させていただく機会が多々あります。
職場での「いじめ」を辞めよう、というのがハラスメント研修の趣旨ですが、その中で、「急な予定変更が苦手な方もいる」というお話を必ずしています。
急な予定変更にも難なく臨機応変に対応できる上司にとっては、パニックになってしまう人もいるということは予想外だからです。このようなハラスメント研修を受け、色々なタイプの部下がいることを理解して個別に対応しようとする上司の方もいらっしゃいますが、そうではない方も残念ながらいます。
研修を受けても、自分には関係がない話だと思っており、無自覚にパワハラ行為を繰り返す人は少なからずいるのです。そのようなパワハラ上司からは、すぐに離れて自分の心を守りましょう。
我慢していると適応障害やうつ病となってしまいます。
終身雇用の時代は終わりました。
新卒で入社した会社に定年まで勤め続けるという考えを捨て、転職の道を選ぶ人は年々増えています。
あなたが自信を持って生き生きと働くことのできる仕事、職場を見つけていきましょう。
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文責 社会保険労務士 松井 宝史 2022.11.04
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